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大丸東京店で鳥獣画家・佐藤潤さん個展 画業20年、独自画法で絶滅危惧種描く

今回は最新作を含む近作約30点を展覧

今回は最新作を含む近作約30点を展覧

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 大丸東京店(千代田区丸の内1)で7月15日、独自の画法で動物画に新たな潮流を創る鳥獣画家・佐藤潤さんの個展「佐藤潤 絵画展」が始まった。

独自の画法で動物画に新たな潮流を創る

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 今年で画業20周年を迎える佐藤さん。ゾウやカバなど親しみのある動物の魅力にひかれて、モチーフとして描くうちに自分が絶滅危惧種を描いていることに気づいたという。作品では絶滅種や絶滅危惧種の動物を吉祥画として描いており今回は最新作を含む近作約30点を展覧する。

 古くからの動物に対する言い伝えや、同じ京都に暮らした若冲などの江戸時代の絵師への思いを独自に昇華させ、現代の人々の心に伝える表現法を創り出した、古くは雪舟も使用したという竹紙を用い、その独特の風合いを作品に生かしている。竹は成長が早く、環境への負荷が少ないことも、佐藤さんが竹紙を使用する理由の一つという。

 創作活動の傍ら、動物にまつわる吉祥講座、生物多様性協働フォーラムの基調講演などで生態系の豊かさや生き物の魅力について語る佐藤さん。「作品を通じて自然の美しさを伝えたい。多くの人に自然への関心を持ってほしい」と語る。

 今回は、作品をもっと身近に感じてほしいとのことから会場で作品を描くライブペインティングを実施。ライブペインティングは7月18~20日13時~17時に行う。

 開催時間は10時~20時(7月16~18日は21時まで、最終日は17時まで)。7月21日まで入場無料。

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