三井記念美術館(中央区日本橋室町2、TEL 03-5777-8666)で9月10日、「松島瑞巌寺と伊達政宗展」が始まった。
同展は東日本大震災の復興祈念と国宝「瑞巌寺」(宮城県)本堂の修理完成、仙台藩初代藩主伊達政宗公生誕450年を記念して企画した同展。
同寺院の起源は、慈覚大師・最澄の弟子で天台宗山門派の祖・円仁(えんにん)が開創した天台宗円福寺までさかのぼるといい、廃れた同寺を政宗が関ケ原の戦いの戦勝の礼として復興し、現寺名に改めた。
障壁画、彫刻欄間、雲版(うんぱん)、伊達政宗甲冑倚像や政宗が所蔵していたとされる小倉色紙や茶道具など国宝や重要文化財を含む約100点を展示する。33年に一度御開帳する「重要文化財 五大明王像」は宮城県外初公開となる。伊達政宗直筆の「梅小禽図」は2015年に宮城県塩竃市の旧家で発見後、初披露となる。
開館時間は10時~17時(金曜日は19時まで)。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=800円、中学生以下無料。月曜と9月20日、10月11日は休館(9月19日と10月10日は開館)。11月13日まで。