JR東日本(渋谷区)は6月10日、東京駅改札内1階に新たな商業ゾーン「North Court(ノースコート)」を12月にオープンすると発表した。
同施設は、同社が推進する「東京ステーションシティ」プロジェクトのコンセプト「駅が都市を変える・都市が駅になる」というコンセプトの下、現在の「Dila 東京ダイニングコート」をリニューアルするもの。開発面積は約1,200平方メートルで、店舗面積は約1,000平方メートル。店舗数は16店を予定し、レストランを中心とした飲食と弁当などのテークアウト販売を展開する。
オフィス街に近く、新幹線や多くの在来線のターミナルとなる東京駅で、近隣のサラリーマン・OLの利用や、行楽客・ビジネス客の新幹線車内、家庭への持ち帰り需要に応える。駅ナカ立地の特性上、「時間をかけずに満足できる料理を提供」し、休憩用のフリースペースも設ける予定。
ストアコンセプトは「日本の台所」で、「日本の伝統的な食を紹介するだけでなく、海外文化がアレンジされて日本に定着した食や、今まさに進化しつつある食など、日本の食文化の時の流れを表現し、提案」することを目指すという。
運営は、東京駅の駅ナカ商業施設「GRANSTA(グランスタ)」や周辺施設「黒塀横丁」、「キッチンストリート」などを運営する鉄道会館(中央区)。売り上げは年間約40億円を見込む。