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明治屋京橋店で「かきコレ」 自分史上最高の「おうちかき氷」を探求

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 明治屋京橋ストアー7階の明治屋ホール(中央区京橋2 TEL 03-3271-1129)で6月7日、かき氷探究イベント「京橋かき氷コレクション」が開催された。

「クラフトカフェ」はオリジナルメニュー「ラムレーズン珈琲」や「パクチーイチゴ」を販売

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 同社が1929(昭和4)年から販売してきた「マイシロップ」シリーズのプロモーションの一環で、「一般社団法人日本かき氷協会」とのコラボレーションとなる同企画。

 この日は、同協会の小池隆介理事長と、「全国氷雪販売生活衛生同業組合連合会」(以下「純氷協会」)の町田和之副理事長も会場に駆け付け、近年話題という「ふわふわ氷」のかき氷の魅力やおいしい「おうちかき氷」の作り方を紹介した。

 「木目のように氷にも縦に目ができる。その目に垂直に刃を当てるのが『ふわふわ氷』を作る秘けつ」と純氷協会の町田さん。「家庭用冷凍庫で製氷するときは三方を断熱材で覆って割り箸などでうつわを浮かせて、マイナス10度程度の高めの温度設定で2昼夜かけてゆっくり作るのがポイント。手軽に本物の『純氷』を楽しみたい時は、都内約100軒の純氷協会の会員店に問い合わせてみてほしい」とも。

 会場には、かき氷専門店「かんな 沖縄店」(沖縄)と「クラフトカフェ」(埼玉)も出店。「カンナ沖縄店」は名物「アセロラレアチーズ」、「パッションマンゴー」、「ドラゴンバナナ」を、「クラフトカフェ」はオリジナルメニューの「ラムレーズンコーヒー」や「パクチーイチゴ」、「完熟梅と越生梅林大吟醸の酒かす」を販売した。

 セミナーには、かき氷ファン約70人が参加し「ふわふわのかき氷」を楽しんだ。参加者の9割が女性で、全メニュー制覇するかき氷ファンも多く、近隣に勤めているというOL二人連れは「氷がふわふわで優しく、頭がキーンとならないのが最近のかき氷のいいところ。あと2~3杯は楽に食べられる」と話していた。

 「かき氷」の素晴らしさを広げることを目的とした「かき氷協会」だが、年間1600杯以上を食べるという無類のかき氷好きの小池会長が、年間を通して「おいしいかき氷」が楽しめる世の中を作りたいといういちずな思いから立ち上げたもの。2012年に「第1回かき氷コレクション」をスタートさせて多くのかき氷ファンの賛同を得て2015年8月に一般社団法人化した。現在同コレクションや「かき氷検定」、かき氷関連本の出版などで、日本の伝統食文化「かき氷」の魅力を国内外に発信している。

「かき氷ブームの始まりは2011年の夏、東日本大震災後の節電対策の中で昔ながらの方法で涼をとる手段として、かき氷の存在が見直されたことがきっかけの一つ」と小池さん。「日本独自の食文化で環境にも優しい『かき氷』の魅力を、文字通りクールジャパンとして世界に広めていきたい」と話す。

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