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来年用ダイアリー「江戸帖」人気に-装丁は日本橋の老舗「竺仙」の浴衣柄

装丁は浴衣の定番柄

装丁は浴衣の定番柄

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 日本橋を中心とする江戸文化をテーマとした2011年用編集ダイアリー「江戸帖(えどちょう) EDO DESIGN DIARY」が好評だ。企画・製作は、ジャパンライフデザインシステムズ(渋谷区)が運営する「江戸美学研究会」。

スケジュールチェックしながら江戸の季節を感じる

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 世界に誇れる江戸のデザインやライフスタイルなどを研究し、その魅力を楽しく現代に継承していくための活動をする同研究会。季節とともに生きた江戸っ子の暮らしや習慣に親しみながら、2011年を過ごしてもらいたいと同商品を企画した。

 装丁には、一目で「江戸文化と分かるもの」として、日本橋の老舗呉服店「竺仙(ちくせん)」(中央区日本橋小舟町)が浴衣に用いる伝統江戸紋様「万寿菊」「蛇の目」「網代」の3種類を使用。さまざまな候補の中からデザイン面を重視して選んだところ、昔の人が好んで身に着けた定番の柄が結果として残った。「伝統的な紋様には、時代の流行にとらわれないデザインの力強さがある」と同会の鈴木里香さん。

 ダイアリー各月中表紙には、江戸時代のその月ごとの暮らし方、行事などの紹介、1週間の予定を見開きに縦割りで表示する「バーチカルタイプ」のスケジュールページには、各日に月齢、二十四節気、七十二候を掲載する。そのほか、伝統工芸や花見の名所、歳時記、家紋などの解説や、歌舞伎、落語、手ぬぐい、着物、浮世絵など各分野の専門家の言葉も掲載した。

 販売方法にもこだわる。日本橋エリアでは今秋コレド室町に移転した書店「タロー書房」(日本橋室町2)や和紙の老舗「はいばら」(日本橋2)などで販売するほか、竺仙ではオリジナルの「干支手ぬぐい」とのセット販売を行う。さらに、都内のミュージアムショップや東急ハンズ、デザイン系のセレクトショップなど、文化やデザインに興味を持つ層が集まるショップに配下。羽田空港など海外からの観光客の多い場所にも置く。

 価格は1,500円。B6判、192ページ。初版2,500部は既に売り切れ、現在増版中。

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