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京橋・日本橋の美術店集積地で東京アートアンティーク開催へ

京橋・日本橋エリアは国内有数のアート集積地。ちょっと路地を曲がると多様なジャンルの美術店が佇む

京橋・日本橋エリアは国内有数のアート集積地。ちょっと路地を曲がると多様なジャンルの美術店が佇む

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 京橋・日本橋エリアで4月25日、「東京アートアンティーク2019 ―日本橋・京橋美術まつり」が始まった。

「LIFE WITH KOHGEI」で「だるま絵付け」を指導する日本画家、青木志子さん

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 同エリアは終戦直後から、古美術や洋画、日本画などの多岐にわたる美術専門店約150店が軒を連ねる国内有数のアート集積地となっている。同フェアは、普段は敷居が高い美術店巡りを気軽に楽しんでもらおうと「日本橋・京橋美術骨董まつり」として1998年に第1回を開催した。第10回を迎える今年はアートギャラリーや古美術商など過去最多の95店が参加する。

 ガラス越しに美術品を鑑賞するのでなく、実際に手に取って、深い知識や愛情を持ったギャラリーオーナーや作家との交流を通してアートの魅力に触れてもらおうと企画するもので、展示のほか、チャリティー入札会、ワークショップ、ギャラリートークなどの参加型プログラムも展開する。

 参加店の「戸村ギャラリー」(中央区京橋2、TEL 03-3564-0064)では、「AFAMOKコレクション」と題して、海外を中心に活動している「上田風子」、「下田ひかり」、「高松和樹」、「OZABU」の4人のアーティストの作品16点を展示する。作品はすべて、長年日本に暮らしていたイタリア人ビジネスマンのコレクターが海外から取り寄せたもので、本国帰還を前にコレクションを公開し、来場客が気に入ったものがあれば販売も行うという。

 丸善日本橋店3階ギャラリー(日本橋2、TEL03-6214-2001)では4月25日・26日の14時から、渡邊木版美術画廊の三代目渡邊章一郎さんが、郷愁の日本風景を描いた最後の浮世絵師・川瀬巴水さんの作品を前にギャラリートークを行う。柴田悦子画廊(銀座1、TEL 03-3563-1660)では会期中、「お茶会風味~若草物語編(普段使いの品々で楽しむお点前)」として、ほのぼのとした画風の日本画 と普段使いの茶道具で希望者に呈茶を行う(以上、予約不要・入場無料)。

昨年9月にオープンした日本橋高島屋S.C.新館1階の「日本橋ガレリアコミュニティスペース」(日本橋2)では「LIFE WITH KOHGEI」と題して工芸作家の作品やアートグッズ販売、ワークショップを行う。「だるまの絵付けワークショップ」では大小2種のだるまに日本画家、青木志子さんの指導で自由に絵付けを行う(大500円、小300円)。青木さんは「日本画なので普段は平面の紙に書いているが、立体物に描くのも面白くて楽しい。よいお土産にもなるし簡単にできるので気軽に立ち寄ってほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催期日・時間は各ギャラリーで異なる。今月27日まで。

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