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日本橋大伝馬町で「小さな神さま」展 キューピー人形ベースに世界の神々を創作

キューピー人形に、さまざまな装飾や絵付けを施した43体の「小さな神さま」を展示

キューピー人形に、さまざまな装飾や絵付けを施した43体の「小さな神さま」を展示

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 造形作家・高橋邑木さんによる「小さな神さま」展が現在、日本橋大伝馬町のアートギャラリー「REIJINSHA GALLERY」で開かれている。

ミニ天狗を引き連れた、カラス天狗

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 神奈川を拠点に陶器や磁器を駆使して幅広いジャンルで制作活動する高橋さん。都内では10回目となる今回の作品展は、国内外の多様な「小さな神々」をテーマに開く。

 作品は大中小、3サイズのキューピー人形を型とした陶磁器の本体に、さまざまな装飾や絵付けを施し何度も焼き込みを繰り返す技法で製作。七福神や狛犬、聖ニコラス、ガネーシャなど43体の「小さな神さま」ワールドを創り出す。

 それぞれの作品には物語があるといい、稲作・農業の神の「お稲荷さま」をモチーフとした作品「かくれんぼう」には「人に化けようとおキツネさまは、本来のキツネの姿を隠し面をつけるか?、背を向けると隠しきれなかった尻尾か?チラリ。と?んなに飾ろうと本当の自分は隠しきれない」という?サイドストーリーが付く。

 「現在住んでいる神奈川県には数多くの道祖神が存在している。道祖神は村の守り神、旅や交通安全の神として信仰されている『路傍(ろぼう)の神』。この道祖神が今回の作品展のきっかけとなった」と高木さん。「キューピー人形のフォルムや可愛らしさは残しながら、別のモノに変化させて生み出した小さな神々。これは『分身』であり『自分』でもあるという思いを込めて制作してきた。作品にはサブテーマの動物が必ず隠れているので探し出すのも楽しみの一つ。ぜひ会場でお気に入りの守り神を見つけてほしい」と話す。

 営業時間は12時~19時(最終日17時まで)。入場無料。日曜・祝日・月曜定休。9月27日まで。

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