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日本橋などで「恋する京都ウィークス」-おもてなしなどテーマに京都をPR

「京都が京都であるために」国内外にPR

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 日本橋を中心とした東京都心で2月8日から、京都の歴史・文化のPRイベント「京あるき in 東京2011~恋する京都ウィークス」が開催される。主催は京都市、京都商工会議所、京都市観光協会、京都創生推進フォーラムの4団体。

老舗旅館「十四春」の美人若おかみ

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 1200年を超える歴史を誇る京都が未来においても世界中で愛され続けられるため、「国家戦略としての京都創生」の理解促進を図る同イベント。2週間にわたり、アート展示や伝統芸能のステージ、東京にある京都ブランドの支店を巡るスタンプラリー、平安時代体験など、東京で京都を発信する企業、大学、団体の協賛企画を展開する。

 初日の8日は、日本橋三井ホール(中央区日本橋室町2)で京都ブランド推進連絡協議会による「京都ブランドフォーラムin 東京~こころを表現する”京のおもてなし”~」を開催。小笠原流礼法宗家の小笠原敬承斎さんによるオープニングトークに続き、同志社大学の村田晃嗣教授と「次代を担う京女」として老舗旅館や料亭の若おかみら5人によるパネルディスカッションを行う。

 「京都のおもてなしを通じ、参加者により京都の魅力を感じてもらえれば。京都に関心がある方や現在サービスの現場にいる方には、特に興味深い内容となると思う」と同フォーラム主催の京都商工会議所産業振興部課長の外池順一(とのいけよりかず)さん。日本橋を開催地としたのは、このエリアに京都の老舗の支店が多くあることや東海道の「始点」と「終点」としての関連を意識したからだという。

 「京都は『一見さんお断り』という言葉に代表されるような、やや排他的なイメージに誤解されがち」と外池さん。「迎える店側が客のことをよく知らないままだと十分なもてなしができない。『一見さんお断り』とは、常連客の紹介を通じて相手のことをよく理解した上で最高のもてなしをしたいという気持ちの表れ」とも。「京都の都市としての魅力や品格、いわば『都市格』を高めたいと考えている。国内外に向けて京都の魅力を伝えていきたい」と話す。

 フォーラムの開催時間は15時~18時。参加者全員に京都北山の人気菓子店の菓子を進呈する。定員500人。京都ブランド推進連絡協議会ホームページから事前の申し込みが必要。

 京都ウィークスの開催は2月22日まで。

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