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日本橋あじさい通りでオカメザクラ満開 人影まばらな街で見頃迎える

昨年来、地元店舗の建て替えや移転で工事中の建物が多く、新型コロナウイルスの影響もあり人通りは少ない

昨年来、地元店舗の建て替えや移転で工事中の建物が多く、新型コロナウイルスの影響もあり人通りは少ない

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 日本橋本町の「あじさい通り」で現在、早咲きの桜「オカメザクラ」が満開の見頃を迎えている。

日本橋あじさい通りでオカメザクラ満開

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 オカメザクラは濃い紅色の一重咲き。花は小ぶりで下を向いているのが特徴で、樹高が高くならないことから街路樹として使われることが多い。

 2006(平成18)年に同通りに26本が植えられ、現在は本町4丁目まで延長し約700メートルのサクラ並木が続く。同桜は通常2月下旬から3月上旬にかけて開花するが、同通りでは年々開花時期が早まっており、今年は特に早く2月中頃には開花していたという。

 「あじさい通り」は「コレド室町」東側にある静かな裏通り。魚河岸時代から続く蒲鉾や弁当、つくだ煮の老舗が軒を連ねる。昨年来、地元店舗の建て替えや移転で工事中の建物が多く、新型コロナウイルスの影響もあり人通りは少ない。

 スマートフォンで桜の写真を撮っていた女性2人組は「近くに勤めているので毎年楽しみにしている。せっかく満開なのに人通りが少なくもったいない。そういえば10年前の東日本大震災の後もこんな感じだった」と話す。

 「緊急事態宣言の延長もあり、人通りは数えるほどしかないので週末は臨時休業にしている」と同通りに面した京菓子・京つくだ煮店「永楽屋」の田邊隼人店長。「毎年行っている『桜茶と干菓子』のお振る舞いは自粛しているが、来店したお客さまには感染対策を十分とりながらお茶をお出しているので気軽に立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。

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