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人形町甘酒横丁で「下町文化祭」 芸能舞台、伝統工芸体験や夜ふかしイベントも

甘酒店「尾張屋」が名前の由来という「甘酒横丁」

甘酒店「尾張屋」が名前の由来という「甘酒横丁」

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 日本橋人形町の甘酒横丁と浜町緑道で10月8日、和の文化イベント「2022下町文化祭」が開催される。主催は甘酒横丁商店会。

芸能舞台、伝統工芸体験や夜ふかしイベントも

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 下町に息づく江戸の伝統文化を発信する同イベント。甘酒横丁と浜町緑道を中心に「伝統芸能ステージ」(16時~18時)や「伝統工芸ワークショップ」、「こどもあそび縁日」(12時~16時)を展開する。ステージでは講談や和楽器セッション、浅草芸妓による「おもてなし舞」などを披露。ワークショップでは江戸時代から伝わる東京都指定の伝統工芸「つまみ細工」や、「版画の刷り」体験、「あめ細工」づくり体験を用意し、「こどもあそび縁日」では射的やスマートボールなどを用意する。参加費は無料で11時30分から本部テントで整理券を配布する。

 甘酒横丁では「下町の風景 アートポスター展」と「下町写真展」(ともに12時~18時)を同時開催する。「アートポスター展」ではアートコラボレーター「リトルアーティスト」の協力で地元幼稚園の子どもたちが自由に描いた街の風景を1枚の「ビッグアートパネル」に展開する。写真展では日本写真芸術専門学校の協力で未来を担うカメラマンの卵たちが次世代に残したい「下町の風景」を捉えた作品を展示する。

 エリア全体では無料の人力車回遊(12時~18時=本部テントで整理券配布)や浅草芸妓(げいこ)衆の「お練り」(18時~)を予定するほか、鶏肉の老舗「鳥忠」では店主のコレクションである「ガンプラ」などの古いプラモデル(80年代~)を当時の定価で販売するなど、地元各店が趣向を凝らした企画を用意。同時開催の「甘酒横丁 ちょっと夜ふかし」(15時~19時30分)では同横丁の有志店舗が通常より少し遅くまで営業し、特別メニューや商品を販売する。

 「初めての企画でギリギリの案内になってしまったが、参加者一同、手作りの企画でおもてなしさせていただく」とイベントを企画した佐々木酒店(日本橋人形町2)4代目当主の佐々木邦秀さん。「夜ふかしイベントでは店によって22時まで延長営業する。10月の三連休の初日はぜひ甘酒横丁に遊びに来てほしい」とも。

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