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新丸ビル最上階のクラブでDJイベント 音楽と日本酒、アジア料理を融合

新丸ビル7階の飲食店ゾーン「丸の内ハウス」の一角に6月に開業したミュージックバー「ニューみるく」

新丸ビル7階の飲食店ゾーン「丸の内ハウス」の一角に6月に開業したミュージックバー「ニューみるく」

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 日本酒と食と音楽のイベント「SHAKE!」が11月16日、新丸の内ビルディング(千代田区丸の内1)の最上階のミュージックバー「ニューみるく」で開催された。主催は居酒屋「にほん酒や」(武蔵野市)店主の高谷謙一さん。

音楽と日本酒、アジア料理で盛り上がる店内

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 新丸ビル7階の飲食店ゾーン「丸の内ハウス」の一角に6月に開業した同店は、1995(平成7)年に恵比寿にオープンし、2007(平成19)年に惜しまれながら閉店したロッククラブ「Milk」の再オープンになるという新業態のミュージックバー。運営は同フロアで女性専用の昭和歌謡スナック「来夢来人」を経営する「テーブルビート」(大阪市)。空間プロデュースは編集者の都築響一さんが手がけた。

 当日は、DJユニット「OMK(ワンメコン)」で共同活動するYOUNG-G(ヤング・ジー)さんとMMM(トリプルエム)さん、Soi48(ソイ・ヨンジュウハチ)さんの3人が競演。3人は、アジアの地下音楽シーンを中心にインターネットでは検索しにくいカルチャーを探求してきたという。ADULTさんとbonobo108さんもDJとして参加。閉店時刻の23時間際まで会場を沸かせた。

 提供した日本酒は、「みるく」にちなみ濁り酒を用意。旭日酒造(島根県出雲市)の「十旭日」を選んだ。プライベートダイニング「DDD」(中野区)のタイ料理人アベクミコさんと「atelier Perch」(渋谷区)店主のまきあやこさんはアジアの屋台風料理を用意。「おやき風サラパオ」「柿とキンカンのソムタム」「トムヤムナッツ」などを提供した。おかん番は「ワインと日本酒 大槻」(武蔵野市)が務めた。

 コロナ禍で国内外でのリアルイベントの開催が困難な中、Soi48さんらは実際に酒蔵に足を運び、地元の郷土料理や民謡に親しむなどして日本の地域文化への理解を深めてきたという。「このイベントでDJの皆さんと耕し続けてきたところから、やっと芽が出てきた気がする」と高谷さん。「今回は、音と日本酒、アジア料理をミックスした私としては初の試み。今後、回を重ねることで丸の内のワーカーに仕事帰りにでも立ち寄ってもらえるようになったらうれしい」と期待を寄せる。

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