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榮太樓總本鋪、あめ「日本橋架橋100周年記念缶」販売

日本橋架橋100周年記念缶は150年以上の榮太樓總本鋪の歴史を感じさせる商品

日本橋架橋100周年記念缶は150年以上の榮太樓總本鋪の歴史を感じさせる商品

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 日本橋の老舗和菓子店「榮太樓總本鋪」(中央区日本橋1、TEL 03-3271-7785)が現在、「日本橋架橋100周年記念缶」を販売している。

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 1857年、細田安兵衛が日本橋西河岸に創業した同店。創業当時、高級品だったポルトガル渡来の砂糖菓子「アルフェニン(和名=有平糖)」をもっと一般の人々に楽しんでもらいたいと開発したのが、現在も続く同社のロングセラー「梅ぼ志飴(あめ)」。棒状に伸ばしたあめを切り、指先でつまむ形が梅ぼしに似ていることから、江戸っ子たちが名付けたという。砂糖純度が高い梅ぼ志飴は「いくつなめても口の中が荒れない」と評判になり、明治・大正時代には「このあめをくちびるに塗ってから口紅を付けると紅に照りが出る」と上方の芸妓(げいこ)・舞妓(まいこ)たちが喜ぶ東京土産だった。

 「日本橋架橋100周年記念缶」は缶入りの梅ぼ志飴と黒あめを特製の箱に入れた詰め合わせ。梅ぼ志飴が入った「広重缶」には初代歌川広重の数少ない肉筆画である「日本橋より富嶽遠望図」、黒あめが入った「明治落成缶」には現在の「日本橋」が開通した1911(明治44)年4月3日の消印付き「日本橋開通記念絵はがき」をデザインする。日本橋架橋100周年を記念し、日本橋本店と都内百貨店の数カ所で今年だけの限定販売。

 価格は1箱2缶入り1,155円。日本橋本店の営業時間は9時~18時。日曜・祝日定休。

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