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京橋で大学コラボのアイドルフェス 受験生の改善レポート提出でAO入試も

アイドルフェス参加は初めてという受験生メンバー

アイドルフェス参加は初めてという受験生メンバー

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 明星大学とイベント企画会社がコラボしたアイドルフェス「マスカレイド・アイドルvol.13-featuring ポップスライブMEISEI」が6月8日、京橋のTODAホール&カンファレンス(中央区京橋1)で開催された。主催は音楽イベントやアイドル事務所を手掛ける「ワロップ・3.0」(墨田区業平4)。

大学コラボアイドルフェスを受験生がAo入試見学

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 2023年の初開催以来13回目の開催となる今回は、初めて明星大学とのコラボレーションが実現。事前に調査やマーケティングのレクチャーを受けた16人の受験生がイベントを見学して改善点を記したレポートを提出し、同大学ではそのレポートを総合選抜(AO)入試の一環として審査する。会場では同大学経営学部の学生11人が、受付やドリンク販売、会場整理などのスタッフとして経験を積みながら、随時、受験生をサポートする。

 会場ステージには国内のアイドルグループ21チームが登場しオリジナル曲を披露。ファン約1000人が全国から駆け付けて熱い声援を送っていた。

 見学の男子高校生は「ドリンク売り場では、すぐ売り切れてしまうものと売れずに残ってしまうものの差が激しい。売れ筋に合わせた仕入れをするべき」と指摘。都内から参加したという女子高校生は「アイドルイベントは初めてだが、参加アーティストは皆さん、とても可愛い。これでまだメジャーデビュー前の地下アイドルと聞くと業界の厳しさを感じる」と話していた。

 エンタメ業界で働くことを目指しているという同大学の女子学生2人連れは「イベントスタッフの仕事は初めてだが、人の流れが多く管理するのが大変。インターFMで日曜朝の番組を持っているが今日出演したアイドルさんにインタビューして番組で放送する予定」と笑顔を見せていた。

 主催者の「ワロップ」社長の頃末敬さんは「明星大学で数回、講演をさせていただいたご縁で話がまとまり今回のコラボ開催となった。実践的で、実に良い入試方法だと思う。若い世代からの想定外の改善提案も楽しみ」と話す。

 同大学経営学部教授の安岡寛道さんは「初めての試みだが、これほど多くの受験希望者に参加していただけるとは想像していなかった。今回は頃末社長からイベントの収支データも事前に開示していただいているのでエンターティメントを経営の面から見ることができる。現場体験を通して課題発見力のある学生に来てほしい。この受験スタイルは今後も継続していくが受験生にはイベントだけでなく大学の改革提案も期待したい」と話していた。

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