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大手町で竹あかり展「灯りの蕾」 オフィス街に幻想的な光の世界創出

作品「閃(ひらめき)」の前で笑顔を見せる池田さん

作品「閃(ひらめき)」の前で笑顔を見せる池田さん

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 光のアートイベント「Otemachi One 竹あかり -灯りの蕾(つぼみ)-」が6月16日、大手町の複合施設「Otemachi One」(中央区大手町1)で始まった。

幻想的な「竹あかり」がオフィス街照らす

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 熊本県を拠点に活動するアート集団「CHIKAKEN(ちかけん)」がプロデュースする同イベント。「自然とアートの調和による心安らぐ空間」をテーマに新たに始動した「Otemachi One ART BREAK」の第一弾として、竹を素材に使った独自の光の演出で、都心のビジネス街に静かなぬくもりを演出する。今回のタイトル「灯りの蕾」には、都市に芽吹く癒やしの光という意味が込められているという。

 「CHIKAKEN」は崇城大学の学生時代に出会った池田親男さんと三城賢士さんが中心のアートユニット。共に師事した内丸惠一さんが提唱する「まつり型まちづくり」をベースに、竹に無数の穴を開けてあかり(ろうそくやLED)をともす「竹あかり」の制作・プロデュースを続けている。2007(平成19)年に法人化し、2012(平成24)年の「明治天皇百年祭」や2015(平成27)年の「わーと日本橋」(東京・日本橋三井ホール)、2016(平成28)年の「伊勢志摩サミット・配偶者プログラム夕食会場」(三重県志摩市)、「FESTIVAL DO BAMBU」(ブラジル バウルー・2020年)など国内外で精力的に活動している。

 初日の6月16日は、池田親生さんによる作品解説も行われた。池田さんは「これだけ広いスペースで展示するのは久しぶりでやりがいがある。ひとつひとつのあかりに思いを込めて制作した。都市の中に立ち止まり、光に癒やされる時間を感じてほしい」と話す。

 会場には、2022年に開園した緑地「Otemachi One GARDEN」をはじめ、館内の各所にも竹あかりを設置し、8エリアで光の演出を展開する。飲食キッチンカー出店も行い、仕事帰りの会社員や旅行者、ファミリー層などさまざまな人が足を運び、緑と光が作り上げる幻想的な空間を楽しんでいた。

 開催時間は17時~24時。キッチンカー出店は21時まで。入場無料。8月1日まで。

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