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日本橋の現代アートギャラリーで新世代作家のグループ展

「夜行性(馬)」下條沙恵子

「夜行性(馬)」下條沙恵子

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 日本橋のギャラリー「ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート」(中央区日本橋3、TEL 03-3275-1008)で7月22日、「GALERIE SHO PROJECTS 新、アーティスト展」が始まった。

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 国内外の新世代作家を紹介する同展は同ギャラリーが2007年に開始し、今年で4回目。今回は4人のアーティストが絵画・版画を出展する。「若いアーティストは今後伸びる可能性が高く、一緒により良いものを作っていきやすい」と同ギャラリーのアーティスト・マネジメントディレクター・高橋正宏さん。

 1965(昭和40)年生まれ、愛知県立芸術大学准教授の増田直人さんは、「女子高生」を現代社会の一側面と捉え、ガールズカルチャーを通して日本を表現しようと試みる。10代の少女ならではの期待と不安、好奇心などをみずみずしい表情の中に描いた作品8点を出展する。

 今春、武蔵野美術大学を卒業した1987(昭和62)年生まれのオオタアリサさんの作品は、自身の幼少時代のイメージを表現したものが多い。出展作の「アパート」は、一人っ子でカギっ子だったオオタさんの寂しい思いを表現したという。

 下條沙恵子さんも、今春、多摩美術大学を卒業した1987(昭和62)年生まれ。横浜のアート展「BankART Artist in Residence」への参加や都庁の壁面を飾るアートコンクール「トーキョーワンダーウォール」への入選歴も持つ。擬人化した架空の動物をモチーフとした版画7点を出展する。

 1967(昭和42)年生まれのイ・ドンギさんは、韓国のポップアートを代表する若手作家の一人。全ての作品に、ミッキーマウスと鉄腕アトムを混合したようなオリジナルキャラクターを描く。韓国の文化事情や国家の成り立ちを間接的に投影させた作品5点を出展する。

 展示作品は全て販売も行う(1万円~)。「アーティストのモチベーションにもつながるので、気に入った作品があればぜひ持ち帰ってほしい」と高橋正宏さん。

 営業時間は11時~19時(土曜は17時まで)。日曜・祝日定休。入場無料。8月27日まで。

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