食べる 暮らす・働く

日本橋に立ち飲み日本酒バー「川口酒店」-酒販店の倉庫跡活用

戦後間もなく建てられた日本家屋の梁(はり)を残して改装された店内

戦後間もなく建てられた日本家屋の梁(はり)を残して改装された店内

  • 0

  •  

 東京メトロ日本橋駅近くに12月3日、立ち飲み日本酒バー「川口酒店」(中央区日本橋2、TEL 03-6225-2850)がオープンした。運営は「日本橋 玉ゐ」などを経営するバレンタインブルーコーポレーション(日本橋中洲)。

店内には、江戸時代の酒作りを描いた絵画や在りし日の川口商店の写真を飾る。

[広告]

 1953(昭和28)年に創業し、昨年6月に閉店した酒販店「川口商店」の倉庫を生かした同店。後継者問題を抱えた川口商店オーナーと同社の玉井康裕社長が話し合い、戦後間もなく建てられた日本家屋と川口商店の意思を受け継ぎ、立ち飲みの日本酒バーとして生まれ変わらせることを決めた。梁(はり)を残して改装された店内には、江戸時代の酒作りを描いた絵画や在りし日の川口商店の写真を飾る。店舗面積は15坪で、席数は立ち飲みカウンター=11席、テーブル席=10席。

 日本酒は純米酒にこだわり、佐賀県の「東一」など約50種類をそろえる。半合からオーダー可能(300円~)。「珍味三種盛り」(800円)や「旬の刺し身」(1,000円~)をはじめ、焼き物、煮物など、日本酒とのバランスを考えたメニューを用意する。客単価は3,000円~4,000円。 

 「お客さまの中には川口商店のころからお越しになる方も多く、自分自身もお客さまとの会話を楽しみにしている」と山田隆之店長。「酒を酌み交わす場所の提供を通じて、日本酒のおいしさや楽しみ方を伝えたい」とも。

 営業時間は16時~23時。日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース