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日本橋で「おもてなしセレクション」表彰式 世界を狙う日本の逸品90点集合

金賞受賞作の一つ「ひねり髪すき」を手にするアートフォルムの橋野浩行さん

金賞受賞作の一つ「ひねり髪すき」を手にするアートフォルムの橋野浩行さん

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 日本橋室町の日本橋三井ホール(中央区日本橋室町2)で3月2日、日本全国の優れた商品・サービスを集めた「OMOTENASHI Selection2016」の表彰式が行われた。主催はOMOTENASHI NIPPON実行委員会。

プレゼンターとして女優・エッセイストの本上まなみさんが和服姿で登壇

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 「日本のおもてなしを世界のOMOTENASHIへ」を合言葉に、日本各地の商品・サービスを募集・発掘し世界に発信する同プロジェクト。2年目となる今回は昨年の約2倍となる274点が全国から寄せられ、日本人選定員と外国人選定員が受賞作90点を選出。その中から23点の金賞と7点の特別賞が選ばれた。受賞作は2ミリ厚の老眼鏡「ペーパーグラス」や握りやすい曲線フォルムの「ひねり髪すき」など、日本の職人の技術と伝統に斬新なデザインを施した自信作がそろう。

 授賞式に先立って実行委員の田嶋雅美さんがあいさつ。「日本で育まれてきた『おもてなし』の心が、文化だけでなくビジネス上の国際的な競争力になる」と指摘。同じく委員の東京大学大学院経済学部の伊藤元重教授は「昨年の海外からの観光客は1970万人と急増したが、その数倍あるヨーロッパ諸国の観光客数を考えれば2030年ごろには1億人も夢の話ではない。マーケティングの基本は商品のストーリーと作り手の思いをちゃんと伝えること。『おもてなし』選定の商品にはその要素が満ちている」と話していた。

 表彰式では、プレゼンターとして女優・エッセイストの本上まなみさんが和服姿で駆け付け、金賞と特別賞の受賞者にトロフィーを贈呈。京都で築100年の町家に住んでいるという本上さんは「日頃、和の暮らしを楽しんでいる。伝統的な技術を現代的なセンスで光らせた商品は生活に潤いを与えてくれる」と話した。

 受賞作品は現在、日本橋タカシマヤ(日本橋2)1階・8階で展示・販売している。営業時間は10時~20時。今月8日まで(8階は7日まで)。

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