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三井記念美術館で北大路魯山人展 銀座久兵衛の織部長板鉢など123点紹介

「椿鉢」     昭和15(1940)年頃  足立美術館

「椿鉢」     昭和15(1940)年頃  足立美術館

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三井記念美術館(中央区日本橋室町2、TEL 03-5777-8666)で4月12日、「北大路魯山人の美 和食の天才展」が始まった。NHK、NHKプロモーション(渋谷区)、日本経済新聞(千代田区)が共催。

陶磁器と共に漆器や書、絵画なども2期に分けて紹介

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 書や篆刻(てんこく)、絵画、漆芸、陶芸など幅広い分野で活躍した北大路魯山人。自他共に認める美食家で、「器は料理の着物」という信念から北鎌倉に自ら開窯した「星岡窯」で作陶に励み、数多くの名作を世に出した。

 同展では「織部長板鉢(おりべながいたはち)」や「椿鉢」、「絵瀬戸草虫文壺(えぜとそうちゅうもんつぼ)」などの陶磁器とともに「一閑塗日月椀(いっかんぬりじつげつわん)」をはじめとする漆器や書、絵画など123点を2期に分けて紹介する。「和食器が中心となるが、どれも飾るための器ではなく、料理のための器。一作一作、食を第一に考えた魯山人らしさが表れている」と同館参事の赤沼多佳さん。「変化に富んだ魯山人の個性を楽しんでいただけたら」とも。

 開館時間は10時~17時。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=800円、中学生以下は無料。月曜休館(5月2日は開館)。前期=5月24日まで、後期=6月26日まで。

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