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梅雨の晴れ間に日本橋洗い 近隣住民など1800人が1年間の汚れをゴシゴシ

年に1度、日本橋上中央の「日本国道路元標」を洗う子ども達

年に1度、日本橋上中央の「日本国道路元標」を洗う子ども達

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 夏休み、最初の日曜日となった7月25日、日本橋橋上で「名橋『日本橋』橋洗い」が行われた。主催は名橋日本橋保存会。

練習用の消火器で首都高に架かる「日本橋」の銘板を洗う

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 日本橋の美化保存を目的に近隣の小学生や日本橋地区の町内会、地元企業など「日本橋」を愛する多くの地元関係者が年に1度「日本橋」を手洗いする同イベント。46回目を迎える今回は約1800人が参加し、デッキブラシやバケツを片手に、道の始まり「日本橋」の1 年分の汚れを落とていた。

「橋洗い」に先駆けて、全国各地の名水を「道路元標」に注ぐ恒例の「名水合わせ」を実施。終了後、合図とともに参加者が一斉に手作業で「日本橋」を洗いあげた。水洗いには渇水対策の取水制限に影響しない再生水を利用し、洗剤は環境に配慮したものを使用しているという。

 クライマックスは消防のクレーン車に乗った小学生が登場し、首都高に架かる「日本橋」の銘板をゴシゴシ。例年は消防車で放水するが、今年は水不足に配慮して練習用の消火器で放水していた。仕上げに国道事務所の散水車が登場し、力強い放水で残った洗剤などを洗い流していた。

 南北の日本橋の橋詰では同保存会が、日本橋上の首都高撤去を訴えるブースを出しており、橋洗いを終えた参加者が立ち寄り、嘆願書に署名していた。

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