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日本橋に海鮮丼専門店「つじ半」-つけ麺と天丼の人気店がコラボ開業

海鮮大盛りの「ぜいたく丼」。最後は鯛だしを注いで鯛茶漬け風に

海鮮大盛りの「ぜいたく丼」。最後は鯛だしを注いで鯛茶漬け風に

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 東京メトロ日本橋駅近くに9月13日、海鮮丼専門店「日本橋海鮮丼 つじ半」(中央区日本橋3、TEL 03-6262-0823)がオープンした。

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 「ラーメン界のつけ麺風雲児」と呼ばれる辻田雄大さんと、人気天丼店「日本橋金子半之助」(日本橋室町1)店主の金子真也さんが共同で経営する。2人は幼なじみで、共に飲食店を出店することを目標にしてきたという。「海鮮丼」は2人が学生時代、金子さんの父が経営する日本料理店で毎日のように食べていた思い出の一品。その味を復活させるべく、ラーメンでも天丼でもない新業態として同店のオープンを決めた。

 店舗面積は約40平方メートル。席数はカウンター12席。京都のデザイナーに依頼し、木・竹・和紙をふんだんに使い、高級すし店風に仕上げた。店名のロゴは、書道が得意な2人の知人が手掛けた。

 思い出の味を再現するために試作を重ねたが、想定以上に材料費がかさんだため、「質を落とさず、より安く提供するには」と、以前から付き合いがあった北海道の大手水産会社「キョクイチ」(北海道旭川市)に相談。2人の思いに共感した同社が、同品質の食材を安価に提供することを承諾した。

 メニューは「ぜいたく丼」(刺し身・鯛だし付き、980円)一品のみ。大きく盛られた丼の具は当日の仕入れ状況によって変わる。マグロの場合は1匹丸々仕入れ、店内で解体するこだわりも。「おすすめ」は、付け合わせの刺し身を2切れ残し、最後に鯛だしに入れる食べ方。ご飯を追加し、鯛茶漬け風で食べることもできる。

 「いいものを出そうとすると、仕入れ状況によって営業時間や店を開けるかどうかさえ変わってしまう」と2人。「ただ安く提供するだけでなく、おいしくて上質なものを、いい空間で食べていただくことにこだわりたい」とも。

 営業時間、定休日とも不定。

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