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日本橋丸善で「片岡球子版画展」 東山魁夷など「巨匠版画展」も

会場には片岡さんの版画作品約40点が並ぶ。

会場には片岡さんの版画作品約40点が並ぶ。

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 「丸善」日本橋店(中央区日本橋1)3階ギャラリーで現在、「片岡球子版画展」が開かれている。

東山魁夷など、近代日本画の作品を集めた「巨匠版画展」も同時開催中

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 片岡球子さんは、鮮烈な色彩と大胆にデフォルメされた形、力強い筆使いの画風で知られる日本画家。小学校教諭として30年間勤める傍ら寸暇を惜しんで創作に励み、母校の女子美大でも日本画科の講師として多くの画家の指導に当たった。

 「対象の本質を見極める事が大切で、美しく描くことだけが全てではない」という信念と美に対する真摯(しんし)な姿勢で、従来の日本画の概念を超えた力強い表現を確立。日本画壇に多くの足跡を残し2008年(平成20年)に103歳で亡くなるまで現役として創作活動を続けた。

 今回の展示は東京国立近代美術館で開かれている「生誕110年 片岡球子展」に呼応したもので、会場には片岡さんの版画作品約40点が並ぶ。

 同店催事グループ長の清原清哉さんは「気に入ればその場で購入できるのがギャラリーの魅力。竹橋の近代美術館の帰りに、ぜひ立ち寄ってほしい」と来場を呼び掛ける。

 巨匠版画展も同時開催しており、片岡さんの作品のほか、東山魁夷、平山郁夫、加山又造など近代巨匠の版画作品約90点も観覧できる。

 開催時間は9時30分~20時30分(最終日は17時閉場)。入場無料。4月28日まで。

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