日本橋の新しいランドマーク「東京日本橋タワー」(中央区日本橋2 TEL03-3346-1042)の地下1階に6月29日、飲食店街がオープンした。運営管理は住友不動産。
日本橋初進出となる築地「虎杖」プロデュースの江戸前ずし「ま石」
同タワーは大規模複合開発「日本橋2丁目地区北地区計画」の中核として今年4月に竣工した、地上35階、高さ約180メートルの超高層ビル。敷地面積約2650坪、延べ床面積は約4200坪で全体竣工は2017年になるという。今回は地下鉄日本橋駅に直結する地下飲食店街として、スリランカ料理専門店「KANDY(キャンディ)」(TEL 03-6262-1407)など飲食店やコンビニ、コーヒーショップ6店舗が先行開店した。
再開発による立ち退き以来、久しぶりに日本橋に戻ってきたという仙台牛タン焼専門店「杜(もり)の都太助日本橋店」(TEL 03-6214-3620)は、塩とこしょうで味付けし低温熟成した「牛タン焼」(1人前1,400円)や「特厚牛たんと野菜のシチュー」(1,100円)などを提供。「味太助」の創業者で仙台牛タン焼の始祖といわれる佐野啓四郎さんの味を今に伝える。
「熟成魚場 福井県美浜町」(TEL03-3527-9696)は、美浜町の味を伝える公認アンテナショップ型居酒屋。同町の文化でもある「魚の熟成」にこだわり、特製の冷蔵庫で7~14日間熟成した「熟成食べ比べ美浜の刺身盛り」(1人前1,000円)をはじめ、サバを米ぬかで熟成した伝統食「へしこの炙(あぶ)り」(690円)や「熟成塩鰤(ぶり)旨酒(うまざけ)煮」(890円)など美浜町の海の幸や地酒「早瀬浦」を用意する。
築地や軽井沢でカレーうどん専門店や日本料理店を展開する「虎杖(いたどり)東京」は、日本橋初進出となる江戸前ずし「ま石」(TEL 03-6214-2445)をオープン。築地や全国各地から直送された新鮮な魚介類や旬の野菜を使った日本料理を提供する。「江戸の魚河岸発祥の地、日本橋への出店は以前からの目標だった」と同社企画・広報担当の斎藤裕子さん。「今後、日本橋にも店舗を増やし、ドミナントを形成していきたい」と語る。
営業時間は各店によって異なる。