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東京初の猛暑日に日本橋で「橋洗い」 地元企業や家族連れが手作業でゴシゴシ

35度を超す炎天下の中、子どもたちは放水に大喜び、参加者もびしょぬれになりながら橋を洗う

35度を超す炎天下の中、子どもたちは放水に大喜び、参加者もびしょぬれになりながら橋を洗う

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 今年初の猛暑日となった東京・日本橋で7月26日、恒例の「名橋『日本橋』橋洗い」が開催された。主催は、名橋「日本橋」保存会(中央区日本橋室町1、TEL 03-3274-6263)。

はしご車で「日本橋」プレートの1年分の汚れを落とす

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 かつては五街道の起点で、現在は日本国道路の原点となる重要文化財「日本橋」の美化保存のため、地元有志が年に1回一斉に橋を洗う同イベント。1968(昭和43)年から始められ、今では日本橋の夏の風物詩となっている。

 45回目となった今年は、同地区の町内会や地元企業など大人から子どもまで1850人が参加。橋周辺は車両通行止めとなり、同保存会の中村胤夫会長や矢田美英中央区長、日本橋消防署長らのあいさつに続き、橋中央では「日本国道路元標」の真ちゅう板を全国7カ所から集められた名水で清める「名水合わせ」が行われた。

 35度を超す炎天下の中、散水車からの放水をきっかけにタワシやデッキブラシによる橋洗いが一斉に開始。洗浄水は雨水などをろ過した再生水を利用し、排水汚染防止のため、合成洗剤ではなく無添加のせっけんを使ったりするなど環境にも配慮した。橋上では子どもたちが消防車からの放水に大はしゃぎ。参加者たちもびしょぬれになりながら手作業で橋を洗い、はしご車で「日本橋」の名前が刻まれたプレートを磨いていた。

 東京国道事務所の散水車3台による仕上げ洗浄の後、イベントの締めくくりとして、地元で約300年続く日本橋西河岸地蔵寺の住職による交通・災害安全祈願が行われた。

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