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日本橋三越本店で「千家十職の軌跡展」 千家好みの茶道具250点を一堂に

千利休がそばに置いて愛用したという樂家初代長次郎作の「黒樂茶碗 銘禿(かむろ)」

千利休がそばに置いて愛用したという樂家初代長次郎作の「黒樂茶碗 銘禿(かむろ)」

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 日本橋三越本店(中央区日本橋1、TEL 03-3241-3311)新館7階ギャラリーで8月31日、「茶の湯の継承 千家十職の軌跡展」が始まった。

三千家に伝わる「名品」をはじめ、各職家や美術館所蔵の作品を一堂に展示

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 茶の湯の大成者である千利休から400年も続く千家の茶道。千家とともに歩み千家好みの茶道具を創作し続けた十の職家「千家十職」。今回の展示では、永樂家、樂家、大西家など十の職家たちが数百年にわたり技と美意識を受け継いで制作してきた茶道具約250点を集め、桃山から江戸初期、中期から幕末、明治、大正と時代別に展示。千利休が普段愛用したという初代長次郎作の「黒樂茶碗(わん) 銘禿」や初代浄林作の「笠釜 銘時雨」など三千家の各家元に伝わる「名品」や「代表作」をはじめ、各職家や美術館所蔵の作品が一堂に並ぶ。

 店内各所では、「日本のおもてなし」をテーマに「日本橋いっぷく街道」としてお茶や「いっぷく体験」ができる店内ツアーも企画し、本館7階催物会場では、表千家不審庵(9月1日)、裏千家今日庵(2・3日)、武者小路千家官休庵(4・5日)の三千家によるお茶席(茶券代1,001円和菓子付き)も用意。6階美術ギャラリーでは「千家十職最新作展」として職家が創作した新作も展示販売する(6日まで)。

 開催時間は10時30分~19時。入場料は、一般・大学生=800円、中・高校生=600円、小学生以下無料。9月12日まで。

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