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日本橋で「春の名橋『日本橋』まつり」 区間地下化事業体験コーナーも

橋上の道路を車両通行止めにし、橋中央に埋め込まれた「道路元標」周辺では「道路元標カフェ」としてイスとテーブルが設けられた

橋上の道路を車両通行止めにし、橋中央に埋め込まれた「道路元標」周辺では「道路元標カフェ」としてイスとテーブルが設けられた

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 日本橋の「誕生日」を祝う「第29回 春の名橋『日本橋』まつり」が4月6日、開催された。主催は、名橋「日本橋」保存会(中央区日本橋)。

五街道の起点で地元町会のお歴々がにこやかに交流

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 初代の日本橋は、徳川家康が江戸に幕府を開いた1603(慶長8)年に架けられ、5街道の起点として定められた。19代目までの日本橋は木製のため、火事による焼失や腐朽による老朽化等により比較的短期間での架け替えが繰り返された。現在の石造りの日本橋は1911(明治44)年4月3日に完成。今年で架橋114年を迎える。

 同イベントは1997(平成9)年に初開催し、今年で29回目。橋上の道路を車両通行止めにし、中央警察署や「首都高速道路」などの官公庁団体、日本橋で活動する学生組織「日本橋学生工房」などがテントブースを出展した。

 橋中央のセンタ―ライン上に埋め込まれ普段は触れることのできない五街道の起点「道路元標」周辺では「道路元標カフェ」としてイスとテーブルが設けられ、家族連れや観光客の憩いの場となっていた。

 南詰交番横のソメイヨシノが満開となり会場を彩る中、「ジャパン・クラシック・オートモービル実行委員会」(日本橋室町1)による「クラシックカーパレード展示」も行われ、祝賀ムードを盛り上げた。

 会場では、「日本橋料理飲食業組合」(日本橋小伝馬町5)は設立100周年を記念しキッチンカーを出店したほか、「三四四会」(日本橋室町1)、「中央区和生菓子組合」(中央区)、「山本海苔店」(日本橋室町1)「にんべん」(同)による商品販売、石川県能登地方の特産品販売、輪島市名舟町の郷土芸能「御陣乗太鼓」披露などが行われた。

 「首都高速道路」ブースではVRを使った「日本橋区間地下化事業」体験コーナーを用意。調査・環境課担当課長の角田征さんは「昨年も地下化事業のPRイベントを行ったが、今年は予想を超える参加者で驚いた。特に子どもたちが興味を持って学んでくれたことがうれしい」と笑顔を見せていた。

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