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人形町松島神社で恒例の「酉の市」-熊手で来年の福かき込む

来年の福を願い、真剣なまなざしで熊手を選ぶ

来年の福を願い、真剣なまなざしで熊手を選ぶ

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 人形町松島神社(中央区日本橋人形町2)で11月8日、「酉(とり)の市」が行われた。20日には「二の酉」が行われる。

来年の福をぜひつかんでほしいと、神主の松島弥栄子さん

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 酉の市は、毎年11月の酉の日に商売繁盛を祈る、各地の大鳥神社の祭礼。当日は、ワシが獲物をわしづかみすることになぞらえ、ワシの爪に似た熊手におかめや招福を飾った「かっこめ」が縁起物として販売される。同神社の熊手は他と比べて小ぶりで、女性でも持ち歩ける大きさ。「飾りかんざし」も同神社ならではの縁起物だという。

 同神社は商売繁盛の神・大黒神を祭る日本橋七福神の一つ。江戸時代、吉原に近い歓楽街にあったことから、当時、酉の市は多くの人でにぎわったという。

 「今年の出足は例年よりもいい」と同神社神主の柴田弥栄子さん。「世の中いろいろ厳しいようだが、来年こそ良い年にしたいという思いが出ているのかも。なんとか、縁起熊手で福をかき集めてもらえれば」とも。

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