日本橋室町に開業した商業施設「コレド室町3」（中央区日本橋室町1）内に3月20日、製菓・製パン材料・調理器具の専門店「富澤商店　コレド室町店」（TEL 03-3277-6020）がオープンした。運営は富澤商店（千代田区）。

スタジオでは、著名なシェフやサロン講師、パティシエが無料のデモンストレーションレッスンを行う

　1919（大正8）年に創業し、東京・神奈川の洋菓子店やベーカリー向けに原材料を販売するほか、全国に小売店を展開する同社。同店は東京で15店舗目となり、二子玉川店に続きクッキングスタジオを併設する。

　店舗面積は35.67坪で、うちスタジオは約5坪。ドライフルーツや乾物、調味料、調理器具など約2500点のアイテムを扱う。毎日開催する量り売りイベントも。ターゲットは、30～60代の料理や菓子作りが好きな女性で、客単価は1,000～2,000円を見込む。

　スタジオでは、著名なシェフやサロン講師、同社専属のパティシエが無料のデモンストレーションレッスンを実施。スタジオ内の見学席は12席のみだが、ガラス張りで外からの視認性を高め、講師の手元映像をモニターに映すなどして往来者にも訴求する。店内で販売している食材を利用したレシピを実演し販促効果も狙う。

　オープン当日の3月20日には、神戸のベーカリー「サ・マーシュ」の西川功晃シェフが講師として登場し、同店で販売する強力粉「とみざわからの贈り物1CW」や「中沢フロマージュブラン」などを使ったパン「プティ ミニョン ローズ」を調理。4月3日には、自由が丘のパティスリー「モンサンクレール」の辻口博啓シェフが「シュー・ア・ラ・クレーム」を作る予定。

　営業時間は10時～21時。