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日本橋でバレンタイン商戦過熱 「ガラスの仮面」コラボや「義理カン」も

ホットカカオが流れる夢の「チョコレート蛇口」(日本橋三越本店7階)

ホットカカオが流れる夢の「チョコレート蛇口」(日本橋三越本店7階)

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日本橋の各店でバレンタイン商戦がたけなわだ。

義理チョコならぬ「義理カン」など甘くない義理ギフトも 

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 日本橋タカシマヤ(中央区日本橋2)では「アムール・デュ・ショコラ~ショコラ大好き~」と題して日本初上陸ブランドや一流パティシエの作品など100を超える世界のチョコレートを展開する。今年は連載開始40周年を迎え、幅広いファン層を持つ美内すずえさんの漫画「ガラスの仮面」との初コラボレーションも実施。同社のバレンタインカタログ巻末には描き下ろしの新作ストーリーを掲載し、北島マヤや姫川亜弓、月影先生など登場人物が薦めるチョコレートを、美内さん監修の下、商品化している。

 日本橋三越本店(日本橋室町1)では「forest~カカオ、ダイバーシティ~」をテーマに、海外セレブに愛されているトリュフや世界の王室御用達のチョコをそろえる「ラグジュアリー」、美術作品とコラボした「アート」、カカオ豆の産地、品種から焙煎(ばいせん)、粉砕など製法にまでこだわり抜いたという「カカオの多様性」の3つのコンセプトで品ぞろえを展開する。本館7階特設会場では日本初上陸も含め国内外のブランドが多数出展。今回初登場のメーカーの一つ「カカオ研究所」ではホットカカオがその場で楽しめるイタリア製の「チョコレート蛇口」が登場。チョコレート好きの注目を集めている。

 明治屋京橋ストア(京橋2)では義理チョコならぬ「義理カン」が登場。同社の「おいしい缶詰」シリーズをバレンタイン仕様で展開。ワインなど酒類との関連販売で甘いものが苦手な辛党の取り込みを狙う。2月3日には「大人力検定」の著者、石原壮一郎さんを招いて「大人力」の視点から義理チョコ文化を考察するトークショーを実施。「バレンタインは、普段伝えられない感謝の気持ちを伝え、コミュニケーションを深める、『大人力』をアピールできるいい機会」と石井さん。会場には事前応募の一般女性約30人が詰め掛け、「義理カン」とワインの試食をしながら石原さんの話に耳を傾けていた。

 同社販売促進グループの邊見優さんは「ものが缶詰だけに、渡した相手にカン違いされる心配のない手軽で安全なギフト」と「義理カン」のギフトとしての魅力をアピール。同社では缶詰を「甘くない義理ギフト」として、新たな贈答需要の創造に力を入れていくという。

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