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八重洲に塊肉メーンの「豚バル380塊」-メニューは380円均一

にぎわう店内の様子

にぎわう店内の様子

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 ブリヂストン本社近くの路地に11月8日、「南部鉄酒場 豚バル380塊(サンパチ カタマリ)」(中央区日本橋3、TEL 03-3231-0384)がオープンした。経営はスパイスワークス(千代田区)。

閻魔鍋から引き上げられた塊肉

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 さまざまな肉専門飲食店が集合した横丁プロジェクト「神田ミートセンター」(千代田区)などを展開する同社。得意とする肉をテーマにした新たな業態として、昨年、立ち上げたのが全品380円均一の「豚バル380」神田店(日本橋室町4)だった。同店はそれに続く2号店で、南部地方の名物「義経鍋」を軸にした1号店に対し、「閻魔(えんま)鍋」と名付けた大鍋で煮込む塊肉をメーンとする。

 「アニメなどでよく登場する大きな肉の塊にかぶりつくシーンは分かりやすくて、いかにもおいしそう。そこから塊肉をメーンにした店を作りたいと考えた」と同社飲食事業本部長の金井哲也さん。「リアルタイムなパフォーマンスでお客さんを驚かせたい」と、オーダーがある度に鍋に沈めたザルを滑車で引き上げる。3~4キロの塊肉を取り出してカットし、南部鉄の皿にのせて提供する。

 店舗面積は約15坪。ハイスツールのバルスタイルで、室内には39席、テラスには10人程度の立ち飲み席を用意する。壁の塗装やテーブルなどにエイジング処理を施し、全体に「きれいすぎないこと」「男らしい感じ」を意識したという。スタッフは全員、白衣にキャップ、長靴という精肉店の店員風コスチュームを着用し、雰囲気作りに一役買う。

 肉の塊感を重視し、注文単位は2人前ではなく、「2倍」といった表現を使用。閻魔鍋で煮込んだ「豚バル トンテキ」「塩釜焼き」、南部鉄で焼いた「スペアリブ」やかみ応えのあるくず肉を使用した「あらびきメンチカツ」などは、「倍倍タパス」として2倍から注文を受ける。そのほか、「スモークレバー」「コールドトマト」「豚マヨ」「トリッパとポテトのグラタン」などのタパス、「ホルモン炒飯」「豚バル白湯ラーメン」などの〆めタパス、生ビールや焼酎、日本酒、グラスワイン、サングリアなどのドリンクもすべて380円均一。ボトルワインは2,800円と3,800円。客単価は3,000円。

 ランチは、今月24日から提供を始める予定。600円台後半~800円台後半で、トンテキやハンバーグ、煮込み料理など5種類程度を用意するという。

 「おいしいは当たり前。それ以上の面白さを演出したい」と金井さん。近隣のビジネスマンを主なターゲットとし、「値段の気軽さで週何回も来てほしい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時(月曜~金曜、24日から)、ディナー=17時~23時30分(金曜のみ翌1時まで)。日曜・祝日定休。

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