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日本橋三井記念美術館で「驚異の超絶技巧!展」 明治工芸と現代アートのコラボ

【牙彫】 安藤緑山「胡瓜」

【牙彫】 安藤緑山「胡瓜」

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 三井記念美術館(中央区日本橋室町2、TEL 03-5777-8666)で現在、特別展「驚異の超絶技巧!展~明治工芸から現代アートへ~」が開かれている。主催は三井記念美術館と朝日新聞社。

【木彫】 前原冬樹「一刻:皿に秋刀魚」 2014年

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 象牙を彫って彩色し、本物そっくりに作られた野菜や果物、古墨に見せかけた漆の印籠、複雑で緻密な細工が施された陶磁器の花瓶など、技巧を凝らした精緻な細工やユニークなモチーフが特徴の明治工芸。もともと海外輸出向けに作られ、多くは海外のコレクターが所蔵していたため、国内では正当な評価を受けてこなかったが、近年、美術雑誌やテレビなどで取り上げられ、広く注目を集めるようになった。

 明治工芸再評価の機運をさらに盛り上げるため、同館でも2014年、「超絶技巧!明治工芸の粋」展を開催し、好評を博したという。第2弾となる同展は、前回同様、量・質ともに世界一と呼び声の高い京都・清水三年坂美術館・村田理如(むらたまさゆき)さんのコレクションに加え、木彫りに油絵の具で彩色した皿の上のサンマ、わずか数ミリの輪針状の陶土を一つ一つ貼り付けて焼き上げた陶磁器など、明治工芸のDNAを受け継ぐ現代作家15人のユーモアとウイットに富んだ作品150点を展示する。

 関連イベントとして10月7日と21日、11月18日には参加アーティストらによる連続トークセッションを開く。講座は美術館受付もしくはファクス(FAX 03-5255-5818)で申し込む。参加費は2,000円(無料鑑賞券1枚付き)。

 開館時間は10時~17時。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=800円、中学生以下無料。月曜休館(9月18日と10月9日は開館、10月10日は休館)。12月3日まで。会期中、毎週金曜と9月30日は19時まで開館しナイトミュージアムを実施する。

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