東京穀物商品取引所で「日本ばちマルシェ」-有機無農薬野菜を直売

過去の「日本ばちマルシェ」の様子

過去の「日本ばちマルシェ」の様子

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 東京穀物商品取引所(中央区日本橋蛎殻町1)正面玄関前で8月4日、有機無農薬野菜などの直売イベント「日本ばちマルシェ」が開催される。今年3月から始まり、今回で4回目。

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 イベントで販売する商品はすべて、同所スタッフが実際に足を運んで選び出品を要請したものばかり。千葉県産食材を扱う「房総倶楽部」が集めた季節の有機無農薬野菜各種、ミツバチに由来する「プロポリスと天然ハーブの化粧品」、「ヤブガラシ」「サルスベリ」などのミツバチがハチミツを作るために花からみつを集める蜜源植物、天然の海塩を使用した「天日干しの干物」、国産食材にこだわった「手作りジャム」や「シフォンケーキ」など、体に優しい食品や雑貨を生産者自らが持ち寄って販売する。

 同所広報の小笠原メリアンさんは「来場者は近隣の住民や働く人が中心。過去の開催時は毎回どしゃぶりの雨だが、うわさがうわさを呼んで多くの人が集まるようになった。人形町の町を活気づけるイベントとして成長させていきたい」と話す。

 同所は昨年6月、自然環境と農産物についての情報発信と地元コミュニティーとのコミュニケーションを目的として、7階屋上スペースでミツバチを飼育する「日本橋ミツバチサロン」プロジェクトを立ち上げた。渡辺好明社長が、銀座のビルの屋上でミツバチを飼育する「銀座ミツバチプロジェクト」の田中敦夫副理事長と知り合い、その活動に感銘を受けたことがきっかけ。

 現在飼育しているのは、在来種であるニホンミツバチ約1万匹。収穫できるハチミツの量は西洋ミツバチの3分の1程度と少ないが、日本の気候に強く病気が少ないことが特徴だという。「現在3人のスタッフが飼育を担当しているが、まったく知識がない状態でスタートした。本やセミナーで勉強しながら取り組んでいる」といい、プロジェクト開始から1年余り、同イベントの実施などを通じて順調に地元に浸透してきた。

 イベントでは、ミツバチの飼育スペースのほか、立会場などの見学ツアーや音大生によるフルートとピアノのアンサンブルコンサートなども開催する。

 開催時間は、商品の販売=10時~14時、見学会(所要時間30分)=10時~・11時~、ミニコンサート=10時30分~・11時30分~。

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