人形町のカフェで即興ライブ-生け花と音楽のコラボも

ドイツ人とスイス人の即興デュオ「Ige*timer」が初来日。創作楽器とコントラバス、パソコンで作成した電子音楽を融合させた演奏を得意とする。

ドイツ人とスイス人の即興デュオ「Ige*timer」が初来日。創作楽器とコントラバス、パソコンで作成した電子音楽を融合させた演奏を得意とする。

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 人形町のカフェ「オムチャントーン」(中央区日本橋富沢町4、TEL 03-6206-2626)で8月17日、ドイツ人デュオ「Ige*timer」と、生け花と音楽の融合パフォーマンスユニットによる即興音楽ライブが行われる。

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 「Ige*timer」は世界を旅しながら各地でライブ活動を行うドイツ人とスイス人のデュオで、今回が初来日。既存の電子楽器を「ハッキング(改造)」した創作楽器とコントラバス、パソコンで作成した電子音楽を融合させた即興音楽を特徴とする。

 さらに、華道の龍生流家元・今井蒼泉さんが生け花を行い、ベーシスト鈴木浩遊さん、ギタリスト助川太郎さん、ボイスパフォーマー徳久ウィリアム幸太郎さんが演奏する独特の即興セッションを行う。「花にはさみを入れる音にエフェクトをかけて、こだまさせる」など独創的な表現を行い、「生け花を中心に囲み、客席とステージを分けないライブ」(徳久さん)になるという。

 ライブのテーマは「フリー・インプロビゼーション(自由即興)」。西洋では30年の歴史がある。「メロディーやリズムから離れる音楽。抽象画のようなもの」とライブ企画者であり出演者の一人である徳久さん。「ヨーロッパのインプロはある程度のルールがあって理論的。日本のインプロはもっと自由なもの。東京というカオスィックな街の特徴が出ている。EUから来た『Ige*timer』が東京でどんなパフォーマンスをするかが面白さの一つ」だという。

 「実はIge*timerにはまだ会ったこともないし、名前の読み方さえ分からない」と徳久さん。「音楽は場が作るもの。その場で何が起きるかは全く分からない。『音の美術館』を楽しんでほしい」とも。

 開演は19時30分。カフェの営業は昼ごろから。ライブは投げ銭制で要ワンオーダー。

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