丸の内のJPタワーや八重洲のアンテナショップ京都館(中央区八重洲2)など都内各所で2月4日、京都の歴史・文化のPRイベント「京あるきin東京2015~恋する京都ウィークス」が始まった。主催は京都市、京都商工会議所、京都市観光協会、京都創生推進フォーラムの4団体。
舞妓さんからチョコレートならぬ「おチョコ」をプレゼントされた京本さん
今年で5回目を迎える同イベント。琳派発祥400年にちなんださまざまな展示や、京都の大学による「知」を深める講座、伝統の食や文化が体感できるイベントなど、京都にゆかりのある企業、大学、団体196組織が参加。約1カ月間にわたり、歴史、景観、伝統産業、観光など京都の魅力を伝えるプログラム114件を展開する。
4日には、キックオフイベントとして丸の内のKITTE1階フロアで、京都の舞妓による舞踊の披露や、今回「京都観光おもてなし大使」に任命された俳優の京本政樹さん、京の寺めぐりや仏像などのエッセー本を出版しているタレントのはなさんと門川大作京都市長によるトークショー、京都館の館長を務める小山薫堂さんと京都在住の女優、本上まなみさんによるトークセッションなどが開かれた。
「1000年を超えて、営々と続く100万人都市は世界でもほかに類を見ない。京都の文化は、木と土と紙と、日々の人の営みで守られている」と門川市長、「町衆が1000年以上守り続けてきた京都の文化にぜひ触れてほしい」とも。
トークショーの後にはイベントのスタートを記念して、日本で初めて日本酒での乾杯をすすめる「乾杯条例」を施行した京都市らしく、登壇者が参加客とともに京都伏見の酒で祝盃をあげた。
3月2日まで。