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コレド室町に汁物専門「だしバー」-かつお節の「にんべん」が出店

にんべんが提案する「かつお節から始める健康生活」は一汁一飯

にんべんが提案する「かつお節から始める健康生活」は一汁一飯

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 かつお節メーカー「にんべん」は10月28日、コレド室町(中央区日本橋室町2)にかつおだしの汁物専門店「日本橋だし場(DASHI BAR)」(TEL 03-3241-0968)をオープンする。

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 1699年創業の同社は、初代・高津伊兵衛が日本橋でかつお節や乾物の商いを始めたのが起こり。以来310年以上にわたり同地に本店を構え、日本の味を伝えてきた。今回、同日開業するコレド室町1階への本店移転を機に、「かつお節から始める健康生活」をテーマに日本型食生活を提案しようと、初めて飲食業に挑戦する。

 同店が提供するのは、店内に配置した「日本橋けずり場」でプロのけずり師が削ったばかりの「本枯かつお節」をだしに使った汁物。「本枯かつお節」とは、花かつおなどで使われる「荒節」にカビ付けをして発酵させたもの。高タンパク低脂肪である上にうま味成分が多く、料理で使うと素材の味が引き立ち、減塩してもおいしく仕上がるという。「だしにこだわったメニューなので、『スープ』とは呼ばず『汁物』と呼ぶ」と店長の大場満さん。

 11月のメニューは「具沢山けんちん汁」「里芋ときのこのごま味噌汁」(以上360円)、「かぼちゃと鶏のポタージュ」(420円)の3種類。今後、月替わりで具だくさんの汁物メニューを提供する。そのほか、炊きたてのご飯に削りたての本枯かつお節をかけたご飯メニュー「かつおぶしめし」(150円)、かつお節のだしをきかせた「総菜3種盛り」(250円)など、季節ごとの旬の食材を生かしたメニューを提供。「一汁一飯三菜」をそろえても850円以下になるよう価格を設定した。

 店舗面積は物販スペースと合わせて約30坪。店内の一角に配置した、白が基調のカフェ風カウンターで商品を販売する。店内に着座スペースはなく、テークアウトが中心だが、立食が可能なスタンドを3カ所に配置。削りたての本枯かつお節でとったシャンパンゴールドのだしをベースにしたドリンクも用意する。

 「『かつお節は客の顔を見てから削れ』と言われたほど、香りと味わいは削りたてが一番」と大場さん。「20代の若い女性やサラリーマンの中には、削りたてのかつお節の味や『かつおぶしめし』を味わったことのない人も多い。若い人たちに化学調味料ではないかつお節の味をぜひ楽しんでもらいたい」と期待を寄せる。

 営業時間は10時~20時。

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