日本橋堀留町の鉄道居酒屋「キハ」（中央区日本橋堀留町1、TEL 03-5651-5088）が開店10周年を迎える。

ロングシートとつり革、網棚などを配置して電車内を再現した2階席（2号車）

　「カップ酒と缶詰を片手にフラッと列車旅」をテーマにした立ち飲みバーの同店。2006年12月のオープン以来、多くの鉄道ファンや鉄道関連企業に勤めるサラリーマンなどの憩いの場所として親しまれてきた。

　1階（1号車）は、つり革つきのカウンター席、2階（2号車）はロングシートとつり革、網棚などを配置して電車内を再現した。壁には時刻表を張り、テレビモニターには車窓の景色を映すなどエンターテインメント性にもこだわる。メニューは、全国各地のカップ酒と約40種類の缶詰を取りそろえる。

　「飲食業は初めてだったがお店が10年間続いたのはお客さまのおかげ。感謝の意味も込めて開店記念日の12月20日に向けて記念イベントをガンガン増発していきたい」と同店オーナーで「助役」の二上登さん。

　記念企画第1弾として10月24日～11月24日の1カ月間、10分300円の飲み放題企画を行う。二上助役は「思うように来店客が増えていないため、起死回生の一発を期待したい。基本的にお酒好きの常連さんが多いので喜んでもらえるのでは」と自信を見せる。評判がよければ期間延長も考えるという。

　第2弾は12月11日に六本木の「マハラジャ」を貸し切り、10周年記念パーティーを行う。開催時間は14時30分～、会費は7,500円（2時間飲み放題、軽食付き）。「マハラジャで一度、ド派手なパーティーをやってみたかった」と二上助役。「会場では『キハ』らしく鉄道模型コンテストも開催する。貸し切りのためディスコ初心者でも安心して参加してほしい」と呼び掛ける。

　営業時間は18時～23時30分。日曜・祝日定休（土曜は不定期営業）。