JR東京駅八重洲南口改札内に11月25日、駅ナカ商業施設「Keiyo Street(京葉ストリート)」が一部開業した。運営はJR東日本リテールネット(新宿区)。
開発面積は580平方メートル。「Tokyo Green Style~人にも自然にも優しいライフスタイルの提案」をコンセプトとし、新業態3店、初めての駅ナカ出店4店を含む、カフェや雑貨店など8店舗がオープンした。フロアデザインは「木々の緑に囲まれ明るい日射しが差し込む公園」をイメージし、「都会の中にありながらもほっと一息できる空間づくり」を行う。想定売り上げは年間23億円。
雑貨店は「モノを長く使うことが大切であるという考えの下、日常生活を彩り愛着を持てるモノを提案する店舗」がテーマ。ヨーロッパからセレクトされた環境に配慮したステーショナリー専門店「エキ・スコス」、100のテーマでエコを提案する編集型売り場「グリーンページ」を併設した書店「ブックエキスプレス」のほか、自然派化粧品店「マークス・アンド・ウェブ」、ライフスタイル雑貨店「エブリデイ・バイ・コレックス・イン」が出店する。
ベーカリー・カフェ・花店は「野菜」をテーマとして展開。北欧の料理研究家イェンス・イェンセン監修のデンマークスタイルのカフェ「マダム・ブロ」は、サラダやサンドイッチ、有機コーヒーを終日提供。高級ブーランジェリー「ドミニク・サブロン」のカジュアルラインとなるベーカリー「ドミニク・サブロン・マルシェ」は、東京駅限定の焼きカレーパンなど野菜をふんだんに使用した総菜パンを販売。100年の歴史を持つ生け花の花材専門店が立ち上げたデザインプロジェクトのセカンドラインとなるフラワーショップ「ペタル・バイ・レン」では野菜を一つの植物として提案する。
インテリアデザイナー片山正通さんが店舗デザインを担当した「ユニクロ」が世界初出店。通常のラインアップに加え、スポーツスタイルの商品を充実させるほか、ユニクロ商品のリサイクルボックスを設置する。
営業時間は、物販=8時~22時、飲食=7時~22時。来年3月には第2期リニューアルを終え全27店舗でのグランドオープンを予定する。