日本橋高島屋の近くに1月6日、和食店「日本橋うしやま」（中央区日本橋2、TEL 03-3275-9475）がオープンした。

シックなカウンター席で和食を

　店主は目黒区内で18年間、「目黒うしやま」を営んできた牛山靖強（やすし）さん。多くの客に支持されていた人気店だったが、「いろいろな人に味を知ってもらいたい」と目黒店を閉め、日本橋への移転を決めた。店舗面積は25坪。席数はカウンター＝11席、半個室のテーブル席＝12席。これまで同所で営業していた「旬味粋」の店舗をリニューアルした。

　ディナーは、月替わりで季節の味を提供するコース料理（5,250円）のみの営業。1月は正月らしく「5色なますの先付」で始まり、「前菜」「椀物」「旬の魚のお造り」「寒ブリの焼き物」「丸大根・京揚げ・みぶ菜の煮物」「林檎のぱりぱりタルト」の全10品を提供する。ドリンク類はビール、日本酒、ワイン、焼酎など幅広くそろえる。

　平日のランチはサラリーマンやOL向けに、具が選べるおにぎり2個、卵焼き、おしんこ、みそ汁付きの「おにぎりセット」（400円）を提供。「焼き魚」（各種350円）、「里いもの揚げだし」（150円）など季節の単品料理も取りそろえる。牛山さんの妻・ゆかりさんは「ランチで店の味と雰囲気を知ってもらい、夜の懐石料理も楽しんでもらえるようになれば」と話す。土曜のランチはコース料理を提供する。

　「毎日、店主自ら築地に新鮮な魚や食材を仕入れに行き、時間をかけてじっくり仕込みをすることがこだわり」とゆかりさん。「懐石料理というと、どうしても敷居の高いイメージを持たれがちだが、肩ひじ張らず気軽な気持ちで旬の食材を楽しみに来てほしい」とも。　

　営業時間は、ランチ＝11時30分～14時30分（土曜は15時まで）、ディナー＝17時30分～22時30分。日曜・祝日休み（前日までに予約が入れば営業）。