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丸の内でプラチナ大学 学生から社会人まで社会課題に向き合う学びの場提供

参加者は10代から70代までさまざま。社会課題に向き合う学びと交流の場を提供する(写真提供=丸の内プラチナ大学)※写真は昨年の様子

参加者は10代から70代までさまざま。社会課題に向き合う学びと交流の場を提供する(写真提供=丸の内プラチナ大学)※写真は昨年の様子

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 学生や社会人を対象とした市民大学「第9期丸の内プラチナ大学」が9月5日、丸の内のコミュニティスペース「3×3Lab Future」で開校する。

世代を超えた学びの場で社会課題に取り組む

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 第28代東京大学総長で現三菱総合研究所理事長の小宮山宏さんが学長を務める同校は2015(平成27)年のプレ講座を皮切りに2016(平成28)年に第1期をスタートし、今年で9期目を迎える。これまで学生からビジネスパーソンまで延べ約2000人が受講し、課題解決力や新規事業創出につながるヒントを学んできた。

 実務家を中心とした講師陣やゲスト、受講生同士、フィールドワーク先の関係者など人的交流も盛んで、各テーマへの思いを共有したコミュニティー創出の場になっている。

 講座内容は今回新たに「物語思考デザインコース」を新設し、地方創生や農業、起業、再生可能エネルギーなど社会課題解決に向けた全9コースを用意する。地方創生に取り組む「逆参勤交代コース」ではフィールドワーク先との2拠点生活を始める卒業生や、「アグリ・フードビジネスコース」では地域生産者の販路開拓支援に携わるビジネスマンを輩出。「ライフシフト起業コース」では実際に起業に挑戦する人が誕生しているという。

 副学長でエコッツェリア協会コミュティ研究所長の田口真司さんは「参加者は10代から70代までさまざま。世代や価値観を超えた多様な人々との交流は人生を豊かにする。共通のテーマに関心のある仲間同士のコミュニティーづくりも期待できる」と話す。「準備期間も含めて10年経過した。時代に即した最新のカリキュラムを提供していきたい」と田口さん。「今後は参加者自らも興味のあるテーマを深掘りするなど、プラチナ大学をヒントとした派生的なプログラムやアクションの誕生にも期待したい」と話す。

 講義は9月5日の小宮山宏学長による「基調講演」を皮切りに、翌週以降、各コース共2025年3月まで随時開催。受講料(2万2,000円~)と講義回数は各コースにより異なり、複数コース受講者向けの割引制度も用意する。

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