老舗メーカーの若手経営者によるパネルディスカッション「 不易流行(ふえきりゅうこう) 食文化の伝統と革新」が11月15日、日本橋の東実健保会館 (中央区東日本橋3)6階 ホールで開催される。主催は日本橋法人会。
国税庁が提唱する「税を考える週間」(11月 11日 ~17日)協賛企画として開催する同イベント。第一部のパネルディスカッションでは「不易流行 食文化の伝統と革新」をテーマに、日本橋を代表する老舗の若手経営者が集い各社が守り継いできた食文化の伝統と革新への取り組みについて話し合う。第2部では8月より小中学生を対象に募集してきた「絵はがきコンクール」の表彰式を行うという。
パネリストは2021年7月に1849(嘉永2)年創業の「山本海苔店」社長に就任した山本貴大さんと、2023年4月に1818(文政元)年創業の「榮太樓總本舗」社長に就任した細田将己さん。さらに、老舗あんパン店として知られる「木村屋總本店」の嫡男で、米国立製パン研究所でパン作りを学び、渡仏してパン職人エリック・カイザーの下で修業して2000(平成12)年に「ブーランジェリーエリックカイザージャポン」を立ち上げた木村周一郎さんを招く。コーディネーターは1689(元禄2)年創業の漆器店「黒江屋」会長の柏原孫左衛門さんが務める。
今回のディスカッションを企画した柏原さんは「日本の中でも日本橋は特に老舗の数が多いが、老舗企業は守るべきことは守りながら時代の変化に合わせて変えるべきことは変えてきたからこそ、震災や戦災、不況など多くの困難を乗り越えて現在に至っている」と話す。
「ここ数年、日本橋では経営者の世代交代が進んでおり今回のパネリストも4~50代。伝統を守りながらも、積極的に革新に取り組もうとしている日本橋の若き経営者の話をぜひ聞いてほしい」と話す。
開催時間は14時~16時30分。入場無料。事前予約制。予約は「日本橋法人会」まで、ホームページとファクス(03-3663-3307)で受け付ける。