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日本橋で6神社合同「初午めぐり」 スマホ片手に参拝

多くの参詣客でにぎわう福徳神社

多くの参詣客でにぎわう福徳神社

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 稲荷神(いなりのかみ)を祭る神社6社を巡る「江戸・日本橋・初午(はつうま)めぐり」が旧歴の初午に当たる3月2日、日本橋エリアで始まった。

日本橋の神社で初午めぐり 6社合同でデジタルスタンプラリー

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 初午(はつうま)は、旧暦2月の最初の午の日に当たる日で、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を稲荷神に祈願する日として知られている。

 今回は日本橋周辺で稲荷神を合祀する福徳神社、椙森神社、笠間稲荷神社、松島神社、末廣神社、日枝神社の6社が合同で企画した神社めぐり。各社に掲示してあるQRコードを読み込み、全6社のデジタルスタンプを集めると特典画像が取得可能となり、期間限定の共通授与品として「初午めぐり記念ステッカー」(500円)を授与する。

 初日の3月2日は、多くの参詣客が集まりスマホ片手に各社を巡っていた。中央区に住むという女性の2人連れは「日本橋川を挟んで神田明神側の5社と日枝神社が合同で企画しているのは珍しい。天気も良いので日本橋の街歩きを楽しみながら6社をめぐりたい」と笑顔を見せる。

 今回の企画を推進した福徳神社宮司の伊久(これひさ)裕之さんは「お稲荷さまにとって大事な日が『初午』。江戸時代は江戸っ子にとっても一大イベントで、笛・太鼓のお囃子(はやし)やお神楽(かぐら)などが行われる華やかなお祭りとして町中がにぎわった。今回で3回目の試みだが、徐々に参拝者も増えている。少しでも日本橋全体のにぎわいづくりに貢献できれば」と話す。「各神社では御朱印をはじめ、各種授与品を頒布している。デジタルスタンプラリーに参加しながら、日本橋ならではのお食事やお買い物も楽しんでほしい」とも。

 参加無料、旧三の午に当たる3月26日まで。

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