
東京ステーション開発(千代田区丸の内1)が3月20日、東京駅に直結する商業施設「東京駅一番街」の開業20周年記念キャンペーンを始めた。
2005(平成17)年4月開業の同施設。地下1階から2階までの3フロアで構成し、約8600平方メートルの敷地に、6エリア約100店が入居する。北側のキャラクターストリートから南側のラーメンストリートまでの長さは、東海道新幹線のホームと同じ約400メートルで、1階は東京駅八重洲口改札と直結している。
前身は1953(昭和28)年7月に53店で開業した「東京駅名店街」。2005(平成17)年に始まった八重洲口再開発に伴い、運営がJR東日本関連会社から東京ステーション開発に移行し、2008(平成20)年3月にキャラクターショップ30店が並ぶ「東京キャラクターストリート」、2009(平成21)年6月に「六厘舎」をはじめとするラーメン店全8店が並ぶ「東京ラーメンストリート」が開業した。
2012(平成24)年は「東京おかしランド」、2016(平成28)年11月には、ラーメンストリートの向かいに全国各地の郷土料理店を集めた「にっぽん、グルメ街道」が開業。2018(平成30)年1月には、2階にビストロやバル、ビアホールメインの「東京グルメゾン」に7店が出店し、ランチや「ちょい飲み」、列車の乗り換え待ち客などの需要に応えてきた。
長年の利用客という50歳代男性は「八重洲口をよく使うので、仕事帰りの食事や帰省前の土産購入にと何かと便利に利用してきた」と話す。「トミカを見にきた」という親子連れの母親は「20年も続いていたとは知らなかった。目当てのキャラクターショップでカプセルトイを買うのが毎回楽しみ」と話す。
期間中、記念キャンペーンとして、地下1階の「東京キャラクターストリート」や「東京おかしランド」の通路や広場に「ちいかわ」「ONE PIECE」、「ホロライブ」の「ときのそら」がJRの制帽を着用した特別デザインで登場するなど、計32の人気キャラクターが装飾で祝福する。
このほか、対象飲食店で1,000円以上の利用客を対象に、全19種のキャラクターをデザインしたフリークシール(1セット)を数量限定で進呈する。買い物客対象の「20周年記念デジタルスタンプラリー」企画では、「東京駅一番街2,000円分お買い物券」「飲食店で使える5,000円分お食事券+食い倒れギフト(3,000円相当)」「東京おかしランドのお菓子詰め合わせBOX(3,000円相当)」を賞品に用意する。
5月8日まで。