
タオルと防災について発信するイベント「日東タオル感謝祭2025春~防災×タオルの日~」が4月29日、東日本橋の日東タオル本店(中央区日本橋横山)で開催される。
同社は1947(昭和22)年創業のタオル総合商社。創業以来、タオルの企画プロデュースを主事業として展開するとともに、日本橋の地域活性化に積極的に参画している。同イベントは、日本タオル卸商連合会が制定した4月29日「タオルの日」にちなみ初開催する。当日は防災事業やタオル業界のビジネスパーソンによる対談や、防災グッズ・防災関連商品の展示販売コーナーを用意する。
第1部では、「防災×タオル対談」として、防災情報を配信するアプリ「特務機関NERV防災」を提供するソフト開発会社「ゲルヒン」専務の糠谷崇志さんと、避難時に携帯しやすい圧縮タオル「1タオル・ホットマン」を開発した「ホットマン」社長の坂本将之さんが、発災時のタオルの役割をテーマに対談する。
第2部では、関東大震災や東京大空襲で大きな被害を受けた墨田区に本社を置く「五十嵐製箱」取締役の五十嵐寛之さんと「日東タオル」社長の鳥山貴弘さんが登壇し「東京大空襲から80年、今できること」のテーマで対談。総合司会は、元NHKキャスターで気象予報士、防災士でもある石垣真帆さんが務める。
展示販売コーナーでは「五十嵐製箱」が多くの自治体に提供している段ボール製防災ベッドの展示や、日東タオルが地震や災害対応を意識して開発し、各自治体経由で一般家庭に配布されている「無事ですタオル」などの防災オリジナル商品の展示販売会も開催。販売会では、同社のタオルソムリエが選んだ商品を1枚から販売する。
鳥山さんは「昨年の能登半島地震の後、被災地にタオルを2000枚お送りして、とても喜んでいただいた経験がある。昨今の世界的な情勢不安に加えて、どこかで起こる地震、火災、豪雨、洪水などの被害のニュースが心を騒がせている。1945年3月9日深夜に発生した『東京大空襲』から80年を迎えた今だからこそ、改めて『防災』について考える必要を痛感している。タオルを扱う会社として、地域の皆さまとともに『防災×タオル』をテーマに語り合う場を今回初めて設けた。多くの人に参加してほしい」と話す。
開催時間は10時~16時。スペシャル対談第1部=13時30分~14時30分(定員40人、要予約)、第2部=14時45分~15時45分(予約不要)。参加無料。第1部予約は「日東タオル」ホームページの専用フォームで受け付ける。