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江戸切子の老舗「華硝」がタオル店とコラボ 和の伝統模様「米つなぎ」モチーフに

古来「繁栄」の象徴とされる米粒をあしらった「米つなぎ」デザインのバスタオル

古来「繁栄」の象徴とされる米粒をあしらった「米つなぎ」デザインのバスタオル

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江戸切子の専門店「華硝(はなしょう)ー日本橋店」(日本橋本町3、TEL 03-6661-2781)とタオル専門店「モラルテックス」(千代田区)は4月29日、和の伝統模様「米つなぎ」をモチーフにしたコラボバスタオルを発売する。

古来「繁栄」の象徴とされる米粒をあしらった「米つなぎ」デザインのバスタオル

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江戸切子は江戸末期の日本橋でビロード問屋を営む加賀屋久兵衞が、南蛮由来のガラス製品に切子細工を施したのが始まり。亀戸に本社がある華硝は「江戸切子のルーツである日本橋にも拠点を設けたい」と2016(平成28)年、日本橋直営工房をオープンした。華硝ブランドには「矢来」「麻の葉」など江戸模様と「華吹雪」「米つなぎ」など独自模様がある。米つなぎは古来「繁栄」の象徴とされる米粒をアレンジしたデザインで、洞爺湖サミット国賓贈呈品のワイングラスにも採用された。

モラルテックスは、東日本橋のタオル問屋「日東タオル」(日本橋横山町6)3代目で取締役専務の鳥山貴弘さんが「タオルの可能性を探りたい」と2016(平成28)年、関連会社として設立。他社との共同開発や、カフェショップなどタオルを軸に、さまざまな取り組みを行う。今回のコラボは、鳥山さんと華硝の熊倉千砂都さんが3代目同士意気投合し決まった。

バスタオルは綿100%、78センチ×125センチの大判で、色は「白×瑠璃色」「白×紅色」「グレー×瑠璃色」「ピンク×紅色」、組み合わせは4タイプ。柔らかな色調で洋と和のコラボ色、パッケージはタオルのデザインに合わせ米袋をモチーフにした。

「タオルは手紙だ」と鳥山さん。「手紙は最高の贈り物。贈り物としての価値を高めるため、素材、品質、ストーリー性、パッケージなど細部までこだわった。ネーム刺しゅうも承っている。コロナで会えない家族へのギフトにも」とも。

価格は7,700円。一般販売に先駆けクラウドファンディング「CAMPFIRE」での先行販売も始まっており、公開3日で目標の50万円を達成。風呂上がりのヘアケアを意識した37センチ×100センチのヘアタオルの追加生産も決まった。

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