
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の特別イベント「べらぼうフェスティバル in 日本橋」が7月4日から6日まで、中央区日本橋室町の「福徳の森」で開催される。主催はNHKエンタープライズ。
今回のイベントは、ドラマの舞台が吉原から日本橋へと移るタイミングに合わせて開催。会場となる「福徳の森」は江戸時代に出版業を通じて文化人と交流し、「江戸のメディア王」とも称される蔦屋重三郎の「耕書堂」があった日本橋通油町(とおりあぶらちょう:現中央区大伝馬町)にも近い。
会場には、ドラマに登場する浮世絵風のイラストや撮影で実際に使われた小道具・衣装を展示。ドラマの場面写真をベースにしたイラストは高さ約2メートル。主要キャストの福原遥さんと片岡愛之助さん、高橋克典さんらのビジュアルを背景に写真撮影ができるフォトスポットも設置する。
イベントに先立ち7月2日から「浮世絵スタンプラリー」も展開。江戸時代の印判体験になぞらえ「蔦重ギャラリー」(日本橋大伝馬町)など、重三郎ゆかりの施設や場所を巡って各所に設置された6版のスタンプを押すことで、特別復刻版「歌川広重『名所江戸百景 大伝馬町こふく店』」が完成する仕掛けも用意する。
同じく7月2日から重三郎をテーマとした「蔦重日本橋プロジェクト」第3弾として、日本橋の名所と歴史を学びながらさまざまな賞品を獲得できるデジタル・スタンプラリー「蔦重と歩く日本橋~べらぼうなる江戸の名所をたずねて~」もスタートしている。
開催時間は11時~20時(最終日は19時まで)。入場無料。