NPO法人東京中央ネット(中央区新川1)が運営する「日本橋美人プロモーション」は7月11日より、初心者を対象としたランニングと健康に関する講座「日本橋美人ランニング教室」を3回にわたり開講する。
イベントを企画した同NPOの塚田秀伸さんは、スピードスケート・清水宏保選手はじめ、オリンピックなどで活躍するアスリートの競技用コスチュームを手がけてきたデザイナー。「日本橋の歴史や文化的伝統を身近に感じることで心と身体の美しさを培う」ことを目的とする「日本橋美人」のコンセプトに共感し、活動を支援している。同時に、「日本橋には活動的で健康的な印象が足りない」と感じ、自身がかかわってきたスポーツの快活さを取り入れたいという思いから、今回のイベントを発案した。
「マラソンにタイム以外の目的を持たせたい。ピクニックとマラソンを合わせた『マラニック』は、時折立ち止まり、楽しみながらマラソンするスタイルで、通常は野山で行うが、それを都市に持ち込みたいと考えている」と塚田さん。「皇居や隅田川沿いのようなランニングスポットを日本橋に作りたい。途中で千疋屋のような老舗に立ち寄るコースも面白いのでは」とも。
初回となる7月11日、中央区総合スポーツセンター(中央区浜町2)で、専門家を講師に迎え「ピラティスによる準備体操と初級ランニング講座」を行う。日本ランニング学会元会長の山西哲郎さんによる「走り方講習」、世界陸上マラソン出場経験のある市河麻由美さんの「ピラティス体操」などの運動実習に加え、泌尿器科医師・西村かおるさんが「運動と排せつの関係」をテーマに講義を行う。ランニングでは浜町公園と隅田川沿いを30分程度走る予定。
その後の予定は、第2回=9月23日、第3回=10月30日。初心者向けのランニング講習と、スポーツアロママッサージ、マラニックの講習を組み合わせて実施する。
参加費は各回1人3,000円。動きやすい服装とジョギングができる靴、ピラティス用マットは各自持参。事前申し込み制で、定員は先着40人。