東京メトロ日本橋駅近くに6月20日、肉料理をメーンにしたバル「Philly(フィリー)」(中央区日本橋3、TEL 03-3527-9795)がオープンした。経営は、印刷・広告業を営む中條企画(同)。
日本橋で生まれ育ったフード事業部開設準備室の中條好亮さんが同社の新規事業として立ち上げた。1階は立ち飲みカウンターのある気軽なバル、2階は落ち着いたテーブル席を用意する。店名はアメリカ・フィラデルフィア発祥のソウル音楽「フィリーソウル」にちなみ、ロゴや内装も70年代のソウル音楽をイメージして渋いグリーンとダークブラウンを基調にデザインした。店舗面積は30坪で、席数は40席。
「肉料理が一番好き」という中條さんが、「適正価格で誰もがおいしいと満足する料理を提供したい」とフレンチレストランやスペインバルで20年以上修行を積んだシェフと共に、メニューを開発した。「おすすめ」は「豚肉のトロトロ梅酒煮込み」(1,200円)、「田舎風パテ」「自家製ソーセージ」「自家製ハムスライス」(以上700円)など。そのほか、「おかませ野菜のグリル」(1,000円)、「ピクルス」「冬瓜のマリネ」(以上500円)などの野菜を使ったタパスも。
料理は一皿が3~4人前分のボリュームがあり、「メーン料理に行く前におなかがいっぱいになってしまう女性客も多い。メーンを食べられなくてもワインに合うデザートを用意しているので、そちらもぜひ楽しいんでほしい」と中條さん。
ドリンクは生ビール(480円)、ワイン(グラス=500円、ボトル=3500円~)、カクテル(700円)など。自分でサーバーから生ビールを注ぐ「セルフビール」(400円)も用意する。
「飲食業である前にサービス業でありたい」と中條さん。オープン前の3カ月間で近隣の飲食店500店を食べ歩くなどリサーチを重ね、準備を進めた。「都会の中心だが人情味ある、日本橋らしい気持ちの良いサービスを提供して行きたい」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時(月曜~金曜)、ディナー=17時~23時。日曜・祝日定休。