日本橋エリアで7月15日、参加型の夏イベント「ECO EDO日本橋~江戸に学ぶ心の涼」が始まった。
同イベントでは、東日本大震災以降、エネルギー問題への関心が高まる中、冷房がなかった江戸時代に楽しまれていた川遊びや金魚鑑賞、浴衣姿での夕涼みなど、五感で涼を楽しむ知恵と工夫を体験する。
コレド日本橋では「江戸が生んだ金魚アートの世界展」を開催する。アクアリウムアーティストの木村英智さんが制作した水辺の植物を配した清流の中に金魚を泳がせた作品のほか、「黒江屋」の棗(なつめ)、「伊場仙」のうちわやせんす、「小津和紙」のしぼり和紙とはがきセット、「有便堂」のちりめん置物など、金魚をテーマにした商品を展示。コレド室町の日本橋案内所で、その他の老舗コラボ商品と共に販売も行う。「金魚というテーマで日本橋まで足を運んでもらい、ここから老舗の店舗を訪ねに街に出てもらえれば」と同案内所の山本史朗さん。8月14日まで。
コレド室町(日本橋室町2)内の日本橋三井ホールには8月12日から、木村さん制作の巨大な金魚ばちや屏風水槽などが楽しめるアート水族館を設置。1994 年、宇宙飛行士の向井千秋さんと共にスペースシャトルで宇宙に旅立ち 無事帰還した金魚の子孫「宇宙金魚」も。夜はナイトアウアリウムミュージアムラウンジとして、ドリンクを飲みながら金魚鑑賞を楽しめる。入場料は大人 =1,000 円、子供(中学生以下)=600 円、3歳以下は無料。営業時間は11時~23時(木曜~土曜は25時まで)。9月12日まで。
日本橋三越本店(日本橋室町1)、高島屋東京店(日本橋1)など日本橋エリアの6カ所の会場に珍しい金魚を展示。スタンプラリーをしながらお気に入りの金魚を決めてもらう「金魚品評会」も実施する。9月11日まで。
そのほか、日本橋川から船で隅田川を遊覧するツアー(7月29日まで毎日7便出航、500円)や日本橋の老舗店が露天を出店する「日本橋河岸にぎわい祭」(7月22日~24日、29日~31日)、浴衣の着付け無料サービス(7月16・17・23・24・30・31日、8月4・6・7日)や浴衣で飲食店などに来店すると特典が受けられる企画(9月11日まで)なども。