日本橋三越前にある奈良県のアンテナショップ「奈良まほろば館」(日本橋室町1 TEL 03-3516-3931)は7月9日~11日、同館内のカフェで大和野菜を使ったスイーツなどを限定提供する。
大和野菜は、地域の歴史・文化を受け継いだ独特の栽培方法により、「味、香り、形態、来歴」などに特徴をもち、戦前から同県で生産が確認されている「大和の伝統野菜」17品目と、栽培や収穫出荷に手間をかけて栄養やおいしさを増した同県オリジナルの「大和のこだわり野菜」4品目を指し、「大和まな」「千筋みずな」「宇陀金ごぼう」「大和ふとねぎ」などがある。
提供するのは、大和野菜をはじめ同県食材にこだわった人気スイーツ店「KARAKU」(奈良県奈良市)の新商品「大和野菜のケーク・サレ」。砂糖や塩を使わずチーズの塩味を利かせた総菜感覚のケーキで、野菜本来の味を楽しむことができる。価格は630円で、フルーツトマトの冷製スープがセットで付く。また、併せて同県東北部の高原地帯を中心に収穫される「大和茶」の試飲会も行う。11時~16時のみの提供。
担当者は、「大和野菜は歴史があるが、京野菜ほど知られていないため、首都圏でPRすることで広く知ってもらいたい」と期待を寄せる。
営業時間は10時30分~19時。カフェ営業は11時~19時。