日本橋滝の広場(中央区日本橋1)で8月4日、「日本橋打ち水大作戦」が行われた。
日本橋エリアで開催中の「ECO EDO日本橋2011~江戸に学ぶ心の涼」の一環。例年行われているが、「日本橋」架橋100周年に当たる今年は「橋の日」にちなみ8月4日の開催となった。
当日は、地元商店会の会員やOLなど約50人が浴衣姿で参加。掛け声を合図に、おけにくんだ水で一斉に打ち水を行った。使用した水は、すべて当日の朝に降った雨水をためておいたもの。開始前に40.3度だった地表温度は、打ち水によって29.6度に下がった。
「冷房がない昔の人たちは涼しさを感じるためにいろいろな工夫をした。五感を使って涼しさを感じることを多くの人に知ってもらえれば」と名橋「日本橋」保存会の永森昭紀さん。
ビジネスマンや買い物客でにぎわう昼下がり、あざやかな浴衣姿で打ち水をする女性たちの様子を写真に収める通行者も多く見られた。