新日本橋駅近くに生パスタ専門店「オリーブ」（中央区日本橋本町4、TEL 03-6265-1921）がオープンして１カ月が過ぎた。

カウンター席のみの「オリーブ」店内

　店舗面積は12坪で、席数はカウンターのみ20席。大手外食チェーンで店長やエリア統括などの経歴を持つ古寺敬さんが開業した。

　もっちりとした歯応えとツルツルとしたのど越しが特徴の生パスタにこだわり、アーリオオーリオ、トマト、クリームベースのパスタ9品と「本日のおすすめパスタ」を取りそろえる。「おすすめ」は臭みの少ない国産ニンニク使ったアーリオオーリオソースで、「ほうれん草とベーコンのアーリオオーリオ」「ツナとエビのアーリオオーリオ」（以上、レギュラー＝800円、ラージ＝950円）など5品を用意する。

　「生パスタは、保存の際の温度管理、ゆでる時の塩分濃度やゆで時間の管理が重要。それら全てが常に均一に保てるよう、調理工程を管理している」と古寺さん。「人の感覚に頼るのではなく、きちんと数字で管理し、安定した味を生み出すことがこだわり」とも。

　ビール（小瓶＝380円、中瓶＝500円）、ハウスワイン（グラス＝350円、デカンタ＝1,200円）などのアルコールメニューや「ほうれん草とベーコンのサラダ」（300円）、「ムール貝のワイン蒸し」（380円）などのサイドメニューをそろえ、仕事帰りの需要も見込む。

　主なターゲットはランチタイムのビジネスマンやOLで、「男性一人でも気軽にパスタが食べられるような店を目指した」という。同店近くの小学校を卒業し、日本橋には幼いころから親しみがある古寺さんは「まずはこのエリアのお客さまに知ってもらい、愛される店になっていきたい」と話す。「将来は、テークアウトやケータリングなどにも対応していきたい」とも。

　営業時間は11時～22時（土曜・祝日は15時まで）。日曜定休。